≪狼山献立≫
私の食事は、以前にも書いた。
年間を通して、あまり変わらない。
基本は、米と味噌と野菜だ。
シンプル過ぎると思われるかも知れないが、
米があるだけでも有り難い。
野菜があるだけでも有り難い。
もし飢饉になれば、米も野菜も食べられないのである。
だから米や野菜が食べられるだけでも充分である。
今年の冬は、それに「酒粕」を加えた。
味噌と酒粕を合わせて「粕汁」をよく作った。
非常に身体が温まる感じがした。
酒に弱い人は、量を加減した方がいいかも知れないが。
その食事で栄養が足りるのか??
と思われるかも知れないが、現実に足りている。
私の活動環境は、このブログにも書いてきたが、
結構ハードな環境なのだが、全然平気である。
長年に亘り、私は肉体労働者である。
長年に亘り、零下20度の冬を乗り越えてきた。
途中の八年間は、ストーブさえ無い生活だった。
月に何日かの絶食が当然のような生活だった。
一昨年はその過酷環境の影響が身体に出現したが、
もし普通に温まれる生活だったら、
身体に支障は微塵も出なかっただろう。
因みにその身体支障も、自力で回復できた。
半年間ほど眠れぬほどの激痛が続いたが回復した。
・・・私は時どき思う。
今の世の中、栄養過多の人が多いように思う。
それで肥満になったり成人病になったりするようだ。
そして医療や薬の御世話になる。
摂り過ぎて医療や薬の御世話になれば、
結局、何重にも無駄が出ることになる。
結局、さまざまなところに負担を掛けている。
最初から食事の内容を考えていれば、
そんなことにはならないだろうに。
今回の東北被災に於いて、
私なりに、協力できることを考えてみた。
私は多くの犬たちを家族としているので、
救援隊に参加することはできない。
いつもギリギリの生活なので送金もできない。
できることといったら消費を抑えることぐらいである。
だが消費を抑えるといっても、削りようが無い。
食事をさらに削るしか無い。
事情で金欠だから必然と言えるのだが。
薄い味噌汁を沢山飲んで腹を満たすようにした。
腹はすぐに減るが、暫くはこの献立でいくつもりだ。
電力もギリギリに抑えているつもりだ。
私は電気の無い生活には慣れているので、苦にならない。
夜は極力消灯しているが、慣れれば暗闇でも案外見えるものだ。
テレビもラジオも無いが、このパソコンで大概の情報が分かる。
だがパソコンも、このブログを書く時だけ開いている。
このブログは唯一の発信手段なので、勘弁してもらう。
世の中は、「買い溜め」が盛んらしい。
なんで買い溜めなどするのかな・・・と不思議になる。
誰かが買い占めれば誰かが買えなくなる・・・・
そんなことは誰が考えたって分かることなのに。
そんなに不安でたまらないのか??
そんなに怖くてたまらないのか??
なんでこうもすぐにパニックになるのか、不思議でたまらない。
パニックというのは、最も避けなければならないことなのに。
それでは治まるものも治まらなくなってしまうだろうに。
やはり、今の世には「禅心」が足りないと思う。
一人一人が禅心を養っていけば、
世の中がパニックになることも無いだろう。
≪南無華厳 狼山道院≫
::2011:03:22::