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≪フクロウの歌≫
 
先ほど、夜の散歩が終わった。
今日は動物たちの足跡が多かった。
イノシシ。カモシカ。キツネ。野ウサギ。
まったく、にぎやかである。
考えてみれば、この山の動物たちは、
赤ちゃんの時から、我我を知っているのである。
子供の時から我我が、日常の存在だったのだ。
彼らは何か親しみを抱いてくれているのだろうか。
だからこんなに近くまで訪れるのだろうか。
 
今夜は久し振りに、フクロウの声を聴いた。
相変わらずフクロウは美声である。
実に素晴らしいバリトンである。
フクロウの声が、だんだん近付いてくる。
フクロウが、こちらに移動してくるのである。
フクロウの声を聴くと、なぜかとてもうれしくなる。
できることなら毎晩聴きたいのだ。
フクロウの声が聴けない夜は、とても寂しいのだ。
 
フクロウの声・・・・
それは語りであり、歌である。
彼らは語り、彼らは歌う。
犬たちも、耳を澄ませて聴いている。
私も犬たちも、じっと聴き惚れているのである。
蒼く静かな夜である。
静かな夜に、バリトンがこだまする。
 
≪南無華厳 狼山道院≫
::2011:03:05::