**WOLFMOUNTAIN**
 
狼の山も、大雪だった。
一面の銀世界である。
犬たちは雪の匂いが好きだ。
雪には匂いがあるのだ。
彼らは雪が降る前から、
空に雪の匂いを嗅いでいる。
寒気は一月後半の方が厳しかった。
零下20度レベルが続いたが、
今はそれよりも緩んでいる。
 
まずは犬舎周囲の除雪だ。
犬舎はいくつもあるので時間が掛かる。
次に犬たちの運動。
彼らは深雪を猛然と走り抜ける。
次次と走り抜け、だんだん小道ができる。
雪上走破は、地面走破の何倍もの運動量だ。
一歩一歩がジャンプとなるからだ。
だが犬たちは実にタフである。
 
犬たちと共に運動を終える。
そして仕事に向かう。
もはや雪で道も無い状態だ。
道なき道を突破することが、
まずは一番の仕事だ。
突破しないと、仕事に行けないのだ。
そうしてようやく職場に着く。
仕事も確かに大変だが、
狼山作業の方が重労働である。
 
昔、大雪とか犬のことで、遅刻することがあった。
だがそんな言い訳は職場には一切通用しない。
遅刻の理由を聞かれても答えようが無い。
ただただ謝るばかりである。
遅れた代わりに猛然と仕事する。
それしか他に誠意の表現が無い。
実に答えに窮する生活である。
 
読者の方からの質問に答える。
私はこのブログを、
森から降りた山麓の小屋で書いている。
そこで寝る日もあるし、森で寝る日もある。
その日の事情によって変わる。
いずれにしても、森が我が家である。
 
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≪南無華厳 狼山道院≫
::2011:02:13::