≪ 鉛 筆 写 経 ≫
私は鉛筆で写経してきた。
なぜ鉛筆かというと、強く書けるからだ。
それだけである。
心を込めて強く書く。
だからBとか2Bとかの鉛筆を使う。
そして先は尖らせない。
ボキボキ折れるからだ。
写経の力は、想像以上に大きい。
続けてみると、それが分かる。
だからとにかく書き続けるしかない。
何事もそうだが、続けることが重大である。
そうすると、だんだん深いところに行く。
書きながら、その経文の世界に入っていく。
写経の時には、
雑念など入り込む余地がない。
心はどんどん鎮まっていく。
それだけでも重大な効果である。
毎日の日常の中で、
紙と鉛筆さえあれば、
その世界に入れるのである。
だから皆さんにも、
ぜひトライしてもらいたいと願う。
もちろん、筆記具は好き好きである。
「筆ペン」などで書く人も多いだろう。
紙は、廉価のコピー用紙で充分だと思う。
日課として、枚数を重ねていくのだから。
「経」は、自分の好きな経でいいと思う。
まずは好きな経から入っていけばいいと思う。
もし華厳経に興味があるのなら、
このブログにも随所に短く抜粋した経文が載っている。
短い経文でいいから、毎日書いていけばいいと思う。
<これからも経文をUPしていく予定である>
肝心なのは続けることである。
いくら立派な道具を揃えても、
いくら長い経典を目の前に置いても、
続けなければ意味が無いのである。
なお写経の前には、
しばらく「黙想」をして、
心を落ち着かせた方がいい。
≪南無華厳 狼山道院≫
::2011:01:03::