

素晴らしい演武を観ると、泣けてきます。
そこまで至る苦闘の道程が浮かんでくるから、
演武の空手家の胸中が伝わってくるから、
だから泣けてきてしまいます。
私にはその演武が、禅の姿に重なるのです。
空手禅、武道禅、と呼びたくなってしまうのです。
全てが印象深いのですが、女性空手家も凄いです。
女子「形:分解」の人たちの、なんと澄んだ凛凛しさか・・・・
どんなに着飾った女性よりも綺麗に見えます。
大観衆の注目にも臆することなく堂堂と演武する姿に、感服します。
※「形」は、型に納まってはいません。
それぞれの空手家の、それぞれの「表現の形」です。
それぞれの形にそれぞれの宇宙が秘められていると感じます。
武道は、人を倒す技にも成り得ますが、
その真逆に、人を救う道にも成り得ます。
武道とは「武道禅」にも成り得るのだと思います。
今、世の中は邪心と殺伐に満ちていると感じます。
あるいは、妬みや誹謗や虐めに満ちていると感じます。
あるいは無気力や怠惰や悲観主義に満ちていると感じます。
もはや現代常識観では、どうにもならなくなっているように感じます。
武道の精神世界から、大きなヒントを得られると思います。
≪NO:393「空手道」に、YOUTUBE映像のリンクがあります。≫
写真は、月と不思議な光です。
■南無華厳 狼山道院■