<2010年5月19日>

新しい朝がくる。

毎日、新たな朝がやってくる。

黎明の時、世界が変わる気配がする。

夜から朝に変わろうとする時、そこに物凄く大きなエネルギーを感じる。

犬たちもその時刻に起きている。

私が起きなければ彼らもじっとしているが、彼らが目を醒ましていることが分かる。

彼らにとって、この黎明の時が実に重大な時間なのだと分かる。

彼らの心と身体に、エネルギーが満ち溢れているのが分かる・・・・


毎日、新たな自分となる。

新たな自分が新たな世界の扉を開ける。

大袈裟に聞こえるかも知れないが、これが本来の実相なのだと思う。

確かに、昨日までの「記憶」は受け継いでいる。

だが、記憶は記憶だ。

その解釈と応用は毎日新たとなっていく。

特に気持ちの切り替えが、重大だ。

気持ちを一新して新たなエネルギーを充填する。

気持ちを一新しなければ、新たなエネルギーを充填できない。

充填できなければ、生命力はどんどん枯渇していく。

生命力が枯渇してくると、さらにどんどんネガティブになっていく。

すべてを否定し、ついには自分までも否定し、迷宮に彷徨うこととなる。


余計なことは考えない。これが重大だと実感する。

余計な詮索をしていれば、重大なことを見逃していく。

いらない記憶は、どんどん捨てていく。

そんなものは、惜しみなく捨てていく。

列車に乗って、窓から風景がどんどん去っていくように、

そのように、余計なことは、どんどん忘れる。

「余計なこと??いらないもの??どうやって判断するの??」・・・

そんな心配は無用だ。心が瞬時に判断する。

そのために、常日頃から心を研ぎ澄ますのだ・・・・


ところで犬は、人間とは比較にならない次元の嗅覚を持っている。

もし犬が、キャッチした匂いの全てを分析しようと考えたら、

たちまちノイローゼに陥るだろう。

なにしろ天文学的に莫大な情報量となってしまうからだ。

犬はそれを本能で知っているから、分析すべき対象しか分析しない。

犬は、その犬にとって重大な案件のみを選択分析していくのだ。

だから犬は、分析不要の匂いには相当に無関心だ。

それが結局、犬自身の精神を護っているのだ。

もしそれが無ければ、精神はたちまちのうちに壊れてしまうだろう。

だから犬は、余計な匂いは気にしない。感知しても気にしない。

それを気にしていたら際限が無くなることを、本能で知っているのだ。


余計なことを気にする人が大勢いるようだ。

だがそれを気にしていたら肝心なことが進まなくなる。

それに囚われていたら重大事を忘れてしまう。

余計なことは忘れて重大事だけを意識する。

自分で意識して訓練すれば、いつかそれが習慣となる。

そうすると、毎日、新たな自分になれる。

新たな自分になると、新たな力が湧き起こる。

新たな自分になると、新たな世界が見えてくる。

毎日毎日、新たな力で新たな世界の扉を開ける。

生きる上で、それは実に重大だと思う・・・・


■南無華厳 狼山道院■