<2010年5月7日>

犬たちは、自分だけを愛して欲しいなどとは思っていない。

「ポーズ」では激しく自分をアピールする犬もいるが、それが全てではない。

家族の頭数が多ければ、

「抱っこして!!抱っこして!!」と殺到するが、それが彼らの心境の全てではない。

彼らの本当の本心は、「ポーズ」とは別のところに隠されている・・・・


犬たちは、いつも主人を見つめている。

口には出さなくとも、主人の心の中も見つめている。

その主人が、家族のみんなに対して、平等の愛を捧げているかも見つめている。

その主人が、ほかの犬の世話を一生懸命にしている姿を、じっと見つめている。

その姿を見てその犬は、自分のことのように喜び、安心する。

主人が「真のボス」でいてくれることに、大きな幸せを感じている。

主人が「平等の愛」を実践していると、その家族はとても落ち着く。

犬たちは自分だけが可愛がられても、本当の喜びと安心を感じない。

彼らは、主人を中心として一丸となって生きていくことに、生きる醍醐味を感じている。

犬たちは、主人の「群れに対する大きな愛」を、心から願っている。

犬にとっての「ボス」とは、そういう存在だ。


■南無華厳 狼山道院■