<2009年11月18日>

2日に森に初雪が降り、一昨日にまた降った。

気温はかなり下がってきたので、森は白いままだ。

テントは夏仕様の華奢な造りなので壊れてしまった。

この時期の雪は湿って重い。そして少し吹雪いていた。

それで夜中に壊れてしまった。

真冬になれば、さらさらのアスピリンスノウとなるのだが・・・・

毎年、この時期が一番肌寒く感じる。

身体がまだ「冬仕様」になっていないのだ。

身体が冬モードに入ってしまえば、零下20度でも受け止められるが・・・・


雪の森を、犬たちと歩く。

雪の上に、動物たちの足跡が残っている。

我われの居留地の近くまで、足跡が来ている。

イノシシたちのフンも、雪の上に目立つ。

まだ真冬の強烈な寒気に覆われてはいないので、この森にいるのだろう。

クマのフンは、見当たらなかった。

まだ冬眠までは間があると思うが、低山で栄養を補給しているのだろうか。

キツネの足跡は、近くまでは来ていない。

少し離れた場所から、足跡が続いている。

カモシカの足跡は見当たらなかったが、いずれ我われの近くを訪れるだろう。


森を歩いていると、「羽ばたきの音」が何度も聞こえる。

以前の記事で「姿なき小鳥の声」を紹介したが、それとは違う現象だ。

小鳥の羽ばたきの音ではない。

もっとはるかに大きな鳥の羽ばたきだ。

たとえば「ワシ」くらいの大型の鳥が、すぐ頭上を羽ばたくのだ。

すぐ頭上を羽ばたいているのに、姿が見えない。

頭上や背後でそれが聞こえても、まったく見えない。

「姿なき小鳥の声」の時と同じに、どんなに探しても鳥の姿は見えないのだ。

その時、犬は一瞬立ち止まる。

いや、その音の一瞬前に立ち止まり、一瞬頭上を仰ぐ。

犬たちは全く驚かず、彼らはその羽ばたきの主を知っているかのようだ。

居留地に佇んでいる時も、羽ばたきの音はやって来る。

何度も頭上を、大きな羽ばたきが舞うのだ。

いったい、なんだろうか??

分からないが、それが来ると、とてもうれしい。

大自然の、目に見えない領域からの使者だろうか??

森の動物たちには、その姿がきっと見えているのだろう・・・・

■南無華厳 狼山道院■