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<2008年5月2日>

この瞬間も、世界中に、苦しむ動物がいる。

並大抵の苦しみではない。

誰も耐えられない、地獄の苦しみだ。


人間のために尽くしてくれた動物たちが、

人間の手で地獄の拷問にかけられる。

理不尽の極みだ。

どこを探しても、こんな理不尽は存在しない。


今の私には、どうすることもできない。

その苦しみを、その悲しみを、その絶望を、

彼らの涙を、彼らの悲鳴を、彼らの哀願を知りながら、

私にはどうすることもできない。


だから祈る。

だからせめて、一心に祈る。

華厳とともに祈る。

華厳大悲の力の祈りを、地の果てまで届かせる。

この心のすべてで、この世の果てまで届けと、渾身の祈りを捧げる。

南無華厳。南無華厳真法界。南無華厳大悲界。

摩訶華厳。摩訶華厳大悲力。摩訶華厳玄導冥加。

一念永劫華厳空。一念無辺大悲空。一念無限菩薩道。

大悲界よ、どうかあの子たちを偉大な愛で迎えたまえ。

大悲界よ、どうかあの子たちを偉大な愛で包みたまえ。

あの子たちを偉大な愛の光で抱き締めてください!!

あの子たちを偉大な愛の涙で癒してあげてください!!


菩薩も泣いている。

あの子たちの悲しみに、泣いている。

菩薩は、あの子たちと一緒に、あの子たちと一体になって、

その痛みのすべてを、その苦しみのすべてを、分かち合っている。

どれほどの痛みか!!どれほどの苦しみか!!菩薩は同体となって思い知る。

この理不尽の地獄を、この極限の苦痛を、

偉大な調和から逸脱した無法の実態を、

偉大な摂理を無視した無法者の無情を、菩薩は我が身で思い知るのだ。

だからこそ、菩薩の祈りは無限の祈りとなる。

だからこそ、菩薩の祈りは大悲界まで突き抜ける。


狼の山に雨が降る。

あの子たちと菩薩の涙が、雨となって山を濡らす。

レクイエムが聴こえる。

大悲界の荘厳なレクイエムが、森に響き渡る。


不思議なことに、

上の「狼の山の華厳」の絵が、濡れていた。

部屋の中にもかかわらず、一面に濡れていた。

**** WOLFTEMPLE ****