<2008年4月19日>

犬は「表現」に満ちている。

彼らは、全身で心を表現する。

それなのに、「犬は表情が乏しい」とか「犬は感情が乏しい」と語る人がいる。

人間よりも表現豊かだというのに、なんでそれを感じ取れないのか不思議でならない。

本当に犬を観ているのか、はなはだ疑問だ。


犬を観るときには「全身」を観なければならない。

全身で、ひとつの表現となっているのだ。

その習慣で犬を観ていれば、犬が何を表現しているのかが分かるようになる。

たとえ似たような動作でも、たとえ似たような表情でも、

その犬の「全身の表現」で観てみると、微妙に異なる心境を示している場合も多いのだ。

犬の表現を知れば、彼らがどれほどに繊細な感性の持ち主であるかが分かる。

彼らの感性は海よりも深く、人間以上にナイーブなのだ。


犬たちの表現の実例を語ると膨大な文章になってしまうので紹介が難しい。

短く簡潔に述べることは困難だし、曲解される危惧もある。

しかし表現例を挙げないとイメージが困難かも知れないので、近い内に書いてみます。

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