<2008年3月8日>

普段は、食事は重要だ。

医食同源であり、活力の源だ。

成長と回復の材料であり、心も癒してくれる。

だが、いつもいつも食を詰め込んでいると、身体が鈍くなる。

いつもいつも満足の状態だと、身体の意識が寝てしまう。

飽食が、身体の活力を奪っていくのだ。

飽食は、心の活力も奪っていく。

活力を失うに留まらず、だんだん「雑念」が溜まってくる。

「余計なこと」ばかり考えるようになる。

考えなくてもいいことを考え、執着の海に沈む。

本当の空腹が続くと、余計な雑念が湧かなくなる。

それどころではなくなるのだ。

身体の芯から腹が減るのだ。

空腹は辛いが、しかし身体の奥から、不思議な力が湧いてくる。

「生きる力」だ!! 「バイタルフォース」だ!!

「生きよう!!何としてでも!!」という気迫が湧いてくる。

心だけではない。 身体もそう思っている。

思わぬ力が湧いてくる。 純粋な力だ!!

心が本気になる。 本気の心力が起動する!!

身体が本気になる。 本気の身力が起動する!!


以前のブログにも書いたが、私は日常の中で頻繁に絶食してきた。

だからこれは実体験の話だ。

若い時に禅境の中で一週間の絶食も経験したが、その後は3日か4日程度だ。

その程度で、充分絶食の効果は発揮されると感じる。

因みに普段の私は大食の部類に入るらしい。

人が驚くのだから大食なのだろう。 だから多分、人よりも絶食は辛い。

辛いが、しかし身体は全く変調を起こさなかった。

私は絶食明けでも普通に食べる。 それで支障は無い。

しかし人によって身体の個人差があるので、充分な注意が必要だと思う。

私は絶食を勧めている訳ではない。 体験談を語っているだけだ。

私はたまたま平気だったが、基礎身体力の弱い人は避けた方がいいかも知れない。

身体力を高めてからでないと不調になるかも知れない。

だからこの話はあくまでも体験談として留めておく。


我が家族の犬たちも、ある程度の間隔で、絶食を経験する。

もちろん成長後の、成犬に於いての話だ。

彼らも、たまの絶食は効果があるようだ。

野性の強い犬は運動量とか気候により、自らの意志で食を調整する。

自らの意志で食事間隔を空ける場合も多いのだ。

彼らは私なんかより遥かに強い。 心も身体も。

だから私なんかは偉そうな講釈など垂れる資格は無いのだが、

自分の体験上から言うと、絶食の効果は絶大だ!!

**** WOLFTEMPLE ****