<2008年3月3日>

ペットの繁殖が終わらない。

真にペットを飼える状況の人は少ないのに、

里親を待つ動物たちが溢れているというのに、

繁殖は延々と続く。

生まれた子が余れば、その子は生き地獄の運命となる。

売れ残った子の運命は、生き地獄なのだ。

それを知りながら、人はペットを繁殖する。

生き地獄の悲劇を知りながら繁殖するのだ。

一体世の中に、保健所で死を待つ子がどれほどいるのか??

それを考えれば、繁殖など容認できないはずなのに、世間はそれを許している。

許しているというよりも、無関心だ。

動物たちの運命など眼中に無いし、どこまでも平気でいられるのだ。


以前、売れ残った子を引き取ったことがある。

当然、終生の家族として迎えた。

その頃、すでに私は限界状態だった。

だが、その子が生き地獄の運命になることが明白だったから、だから引き取った。

もはや我が家には、破滅の足音が迫っていた。

だがその子を、生き地獄からだけは救いたかった。

それほどにその地獄は、言語を絶する苦境なのだ。

救うことはできたが、我が家は限界を超えた。

そして私は誹謗中傷の標的となった。理不尽な批難の集中攻撃を受けた。

だが繁殖者は、のん気な立場のままだった。

商売人の繁殖者は批判されずに、保護した私が世間から攻撃されたのだ。

私だけではない。結果的に家族の犬たちが苦難の試練を受けたのだ。

保護した時点で先天的な障害を抱えている子もいた。

ずさんな飼育で大きなダメージを負った子もいた。

その子たちを手術し、回復させ、そして元気に成長させた。

限界の中で、苦労しながら、精一杯に家族たちを守った。

だがその子たちを最悪の地獄から救った事実は、微塵も鑑みてもらえなかった。

我々家族の実像は理解されず、我々は言葉に尽くせぬほどの悲しみを味わった。

世間は、繁殖者を容認する。

この世間は、法律を守れば、ただそれだけで大手を振って歩けるのだ。

この世間は、金を持って生活すれば、ただそれだけで大手を振って歩けるのだ。

どんなに動物を酷使しようと、どんなに動物から搾取しようと、のうのうと生活できるのだ。

冷酷な繁殖を続けようとも、飼育放棄して捨てようとも、善人顔で生きていけるのだ。


世界には保健所で死を待つ子が、里親を待つ子が、途方もなく無数にいる。

それを考えれば、繁殖など容易に認められないはずだ。

悲劇の運命を背負う子が、延々と後を絶たない。

これが異常な事態であることに気がついて欲しい。

**** WOLFTEMPLE ****