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<2008年2月15日>

零下20度に近い夜が続いた。

森は完全に冷凍庫だ。

雪が続くと、犬たちの世話と除雪の作業が延々と終わらない。

このままずっと終わらないんじゃないかと思えてくるくらいだ。

雪の上でひと息つく。

一体何年こんな生活を送ってきたのだろうか。

目を閉じて気持ちを持ち直す。

さあ、運動だ!! 犬たちのフリートレッキングの時間だ!!

みんなの瞳がいっせいに輝く。

順番に、何頭かづつをサークルから放つ。

みんなが物凄いテンポで躍動するから、司令塔の私のセンサーは全開に起動する。

だから写真など撮っているヒマは無いのだが、昨日は何枚か撮れた。

疲れ切っていても、彼らの元気な姿を見ていると勇気が湧いてくる。

ありがとう、我が家族たち!!


映っている子:「あかね・響華・照華・厳・海・道」

「あかね」は赤ちゃんの時、ダンボールに入れられて捨てられていました。

生後40日の頃に保護して、今は4歳になります。

(もう一頭の「つばき」が姉妹ですが、写真にはいません。)

彼女は私の言葉がほとんど分かります。ちょっと不思議な子です。

「言語」を分かるのではなくて、私の心が見えるのです。

みんなも同様なのですが、「あかねとつばき」はかなり特殊感覚です。


まだ赤ちゃんで、お母さんと離されて、知らないところに捨てられて、

どんなに不安だったか!!どんなに空腹だったか!!どんなに悲しかったか!!

それを想うと、今でも私は切なくなります。

あかね! つばき! ずっと一緒だよ! みんなでずっと一緒だよ! 永遠に!!!

**** WOLFTEMPLE ****