ついに登場したのは、この人!
この顔だけで誰だか分かる方はMLBをそれなりの期間、フォローされている方だと思います。
そう、カブスの幻のエース、マーク・プライアーさんです。
トム・シーバーさんやランディー・ジョンソンさんらを輩出している名門、南カリフォルニア大学で活躍し、2001年のカブスからドラフト1位(全体2位)指名を受けて入団。
翌年5月にはMLBに昇格し、勝敗こそ6勝6敗ながら、116イニング超で147奪三振と、大器の片鱗を見せます。
さらに、翌2003年には18勝をあげ、ワールドシリーズ進出まであと一歩のところまでチームを導きました。
この先10年、カブスのエースはプライアーと誰もがそう信じていました。
ところが、翌年から歯車が狂い始め、こんなことがあるのかというくらい故障に見舞われ続けます。
2006年を最後にメジャーでの登板がない中、不屈の精神力と闘志でカムバックに挑み続けてきましたが、ついに先ごろ引退を表明したところです。
当時、カブスの監督を務めていたダスティー・ベイカー氏による酷使のせいだとする声も多々ありますが、その滑らかで無駄な力のかからない投球フォームゆえに故障の心配もないと評価されていただけに何とも残念でなりません。
さて、プライアーさんには、たまたま昨年、ebayで落札したオーセンティック・ジャージにサインをいただくことにしました。他の選手にサインを頂いたときに、テーブルの上にはシルバーのシャーピーがあるのを確認していましたが、念のため、マイシャーピーを準備しておきました。
そして、私の番となったので、ステージに上がり、背番号を上にしてジャージをテーブルに置きました。プライアーさんの手には青シャーピーが、、、。と、その瞬間、私の手にシルバーシャーピーがあることに気づき、「シルバーがいいの?」と聞いてくれました。「そうですね、よろしいですか?」と返すと、「もちろん!」と応じてくれました。早速、プライアーさんにシャーピーを手渡し、いよいよ、サインが!
と
と
その瞬間、まさかの展開が!!
何と、インクが出てこなかったのです!プライアーさんも思わぬ事態に「Eh!」と声をあげ、ペン先をテーブルクロスの上で走らせてみましたが、出てきません。係員の人に「シルバーのペンないの?」と聞いてくださったのですが、そこはアメリカ。予備なんて用意してません。
と、その時、ゴールドシャーピーをポケットに入れてあることを思い出し、プライアーさんに渡し、無事サインをしていただきました。
やっぱり、色目的にシルバーの方が良かったですが、これはこれで悪くありません。思わぬハプニングのおかげ(?)で、プライアーさんとも話ができましたしね。
それにしても、シルバーシャーピー、その後で試したら、クッキリとインク出てきたんですよ。本番に弱いタイプなのか、お前は?!
こうして、予想外の早さで、プライアーさんをクリアできたので、この日2番目のお目当てにチャレンジすることにしました。
(続く)