一本の毒矢が飛んできてブスッ!!
「ぐはぁ!!!」
一人の男に刺さった。
医者が彼に近寄り手術をしようとすると
彼はかけつけてくれた医者に対して、
「この矢を射たのは一体だれであるのか。
弓はどのようなものであるのか。
弦(つる)は何でできているのか。
矢羽は、どんな鳥の羽であるのかが分からないうちは矢を抜くな」
と言いました。
その人は、それが分かる前に死んでしまうであろう。
必要なのは、まず毒矢を抜き、応急の手当てをすることである。
これは昔からある物語だが実に考えさせられる話だ。
まず一番すべきこととは何なのかを考えるのは大切なことだ。
毒矢で思い出したが、こんな話もある。
僕らは生まれた瞬間に毒の矢が刺さっている状態であること。
毒は年を重ねるごとに侵食し、いずれ必ず死に至る。
その日がいつやってくるかわからない。
ただこの矢は見ることも触ることもできない。
「なんで刺さってしまったんだ」
「どうして死ぬんだ」
などと深く考えても答えはでない。
かならず生きている以上死はある。
それならば「今は生きてる」ということを自覚し、
今生きているからこそ死ぬ前にできることをすることが大切なのだ。
