第4章 一つ屋根の下で 3
美子先生、その妹の学園生徒会長の良美
そして、同じクラスの学級委員長の柊美・・・・と
同居し始めて、約2ヶ月・・・そこに今度は、幼なじみの真琴も
同居をすることになって、僕の都会での日常が大きく変わり始めていた
「お~い、みんなご飯だぞぉ~」と1階から父の声がした。
「は~い・・・・」この声は
「真琴だな」僕は、自分の部屋で独り言のようにつぶやいていると
いきなり、ドアが開いた
「司、ご飯だって!行こう?」と部屋に入って来たのは真琴だった
「わかってるよ!勝手に入って来るなよ・・・」と少し怒って見せたが
「いいじゃない!勝手知ったる他人のなんたらって言うでしょ?」
「お前、そのことわざ・・・おかしぞ!」真琴はキョトンとして
「えっ!どこがおかしいのよ?」と聞き返して来た。
「今日、この家に同居が決まった真琴さんがこの家を知るはずがないからよ」と
ドアの所で、良美が講釈してくれた。
「そう言うことだよ・・・・勝手を知らないだろ?」と僕も付け加えると
「じゃ~許嫁のよしみでって事で」と話しをすり替えた。
「それじゃ~言う事ないわね・・・・」と良美も呆れて、1階に降りて行った
「って事でじゃなくて・・・これからは、勝手に入って来ないでくれ!一応ノックとか
してくれるかな?」と言うと
「ノックすればいいの?」と又聞き返して来た。
「まぁ~そうだけど・・・俺にだって、プライバシーがあるんだよ!」と言って僕も1階に
降りると・・・
「あれっ!柊美は?」と美子先生が良美に聞いていた
「ドアをノックしたけど・・・返事が無かったから、てっきりもう来てるのかと思ったけど
あの子、寝てるのかしら?」と良美が言ったので・・・
「僕が、起して来ましょうか?」と言うと
「司君、お願いしていいかしら?」と美子先生に言われ
柊美の部屋へ向かった・・・
「コンコン!柊美、司だけど・・・ご飯らしいぞ・・・」応答が無い
「マジで寝てるのか?」と言ってドアノブを回すとドアが開いた、柊美は制服のまま
ベットに横になって寝息をたてていた。
「しょうがないな・・・制服のままねるなんて、余程疲れているんだろうな?」と言って
そのまま寝かせてやることにして、掛け布団を掛け部屋を出ていこうとすると
「ありがとう~」と柊美が言ったように聞こえたが、寝息をたてたままだったので
「空耳か?」と言って部屋を後にした。
1階に降りると、良美が・・・・
「あの子は?」と聞いて来たので、部屋に入ったことを言わずに
「う~ん・・・ノックしたんだけど、返事がなかったから・・・・そのまま引き返して来た」と言うと
「じゃ~やっぱり寝てるんだわ・・・起こして来る!」と席を立とうとしたので
「寝てるんだったら、寝かせといてやろうぜ・・・お腹が減ったら起きて来るだろうから?」と言って
良美が柊美を起しに行くのを止める、父も
「そうだよ、良美ちゃん・・・柊美ちゃんも疲れているんだろうから、寝かせといて
あげたら?ご飯は、おにぎりでも握ってあげるから後で部屋に持って行ってあげな・・・・」と
言われて、良美は席に着いた。