1章  太陽と月 3



 自分にそっくりな男性と、鉢合わせになったと思っていると


 その男性が突然、頭を抑え倒れたので救急車で病院に行く事に・・・


 「患者さんとは、どのような関係ですか?」といきなり、看護師に聞かれた


 自分は、咄嗟に


 「双子の兄です。」と言ってしまった。


 「あっ!弟さんですね?先生から話しがあるそうですので こちらにどうぞ」


 と診察室の隣にある、小部屋に通された。


 「山口さんですね?」


 「はいっ!そうですが・・・」と答えると


 「お兄さんは、記憶障害を起しているかもしれないのですが・・・とりあえず、


 検査入院をしてもらうことになりますが?」と言われ


 「記憶障害?検査入院?ですか・・・」


 「はいっ!もしかすると、頭部に腫瘍があるかもしれないので・・・・念のための


 検査入院です。」


 「わかりました!よろしくお願いいたします。」


 「では、こちらの必要事項をお読みになって ご記入をお願いします。」と


 医者の隣で話しを聞いていた、看護師が書類を渡してくれた。


 僕は、とりあえず男性の名前を・・・山口月夜ということにして


 書類を書き終え、看護師に渡すと


 「とりあえず、検査入院なので3日分くらいの衣類と洗面道具などを用意してください」


 「3日分の衣類と洗面用具ですね?1度家に戻って用意してきます。」


 「そうですか、病室は3階の315号室ですので」


 「3階の315号室ですね?もう部屋にはいるのですか?」


 「はいっ!会って行かれますか?」


 「いやっ!すぐ用意して戻るのでその時に・・・・・」と言って


 病院を後にしたが・・・・冷静になって考えてみたら


 「なんで僕が、見ず知らずの男性の面倒をみないといけなんだ?」と思ったが


 何故か気になるので、衣類などを買い揃えて、病院に戻る事にした。