第1章 転校生 3



 姫神先生の後を歩きながら、職員室に向かう中


 何人もの女生徒達が、姫神先生に


 「姫神先生、おはようございます!」と礼儀正しく


 挨拶をしていくが、通り過ぎざまに僕を見て


 ヒソヒソと小声で話し、冷たい視線を浴びせるていた


 「さぁ~登海君、ここが職員室よ・・・・」


 「はぁ~」何もかもに、呆気に取られていた


 「とりあえず、入って理事長に挨拶を・・・登海君、


 聞いてる?」呆気に取られぼ~っとしていたので、姫神先生の声が


 少し、高ぶっていた。


 「すいません・・・」


 「まぁ~いいわ・・・入るはわよ!おはようございます」と言って


 姫神先生の後に付いて入ると、予想はしていたが


 先生方も、女性の先生しか居なかった・・・・


 「おはようございます、姫神先生・・・その子ですか?例の転校生は?」


 「はいっ!そうです・・・三枝教頭先生」


 「では、理事長に挨拶を・・・」


 「わかりました」


 職員室の中も、少しざわついていた・・・・


 そして、姫神先生は理事長室と書かれたドアをノックして


 「姫神です。転校生を連れて来ました。入ります!」


 「入りなさい・・・」


 「失礼します!」姫神先生に続いて、僕も入室する


 「失礼します。」


 やはり、理事長も女性だった・・・


 「貴方が、登海司君かしら?理事長の白王です、よろしく」


 僕は、覚悟を決めた


 「はいっ!登海司です。父の早とちりでこちらの学院と白黄学園を


 間違えたみたいで、こちらにお世話になることになりました


 よろしくお願い致します。」


 「あらっ!そうなの?貴方のお父様には、本校の事は話してありますよ!


 お父様、是非にとおっしゃっていましたけど?」


 「さては、父さん・・・僕を騙したな?」


 「まぁ~いいでしょう、本校の事を説明しましょうか・・・本校は


 見ての通り、元々は女子校でしたので女生徒が9割以上います


 そして、今年から男女共学にしたのですが・・・・男子生徒が登海司君が


 初めての男子生徒です。ここまでで、質問は?」


 「特に無いですけど・・・男子生徒が、僕1人ですか?」


 「そうですよ・・・募集はしたのですが、誰も来ませんでした・・・」


 「はぁ~そうですか・・・・で、僕のクラスは?」


 「1年3組ですよ。担任は私です」と、ここで姫神先生が口を出した。


 「だから、僕の事を知っていたんですね?」と尋ねると


 「そうね、でもそれだけじゃないけどね・・・」と言って、意味深な


 ウインクをしてみせた。