第1章  転校生 2



 朝起きると、父はもう起きていて朝食の支度をしていた。


 「父さん、おはよう!」


 「おうっ!司、おはよう 朝飯出来てるぞ!」


 「ありがとう、顔洗ってくるよ・・・」


 そして、朝食を食べてから支度をして出かけようとすると


 「司、転校初日だ遅れるなよ それと、今夜会わせたい人が居るから


 よろしくな」と言って来たので


 「父さん、再婚する気になったのか?」


 「まぁ~そんな所だ・・・・」


 「そっかぁ~じゃ、行って来ます!父さんも、浮かれ過ぎて


 事故なんか起こすなよ!」


 俺は、自転車を駅前に止めて電車で通学する事に


 「白王学院はここから、2駅か・・・」


 電車に乗り込むと・・・


 「都会のラッシュってこんなに混むのか、グワッ・・・足踏まれた」


 足を踏んだのは、ブレザー姿の女子高生だった


 「えっ!踏みましたか?ごめんなさい、大丈夫ですか?」


 「あっ!大丈夫・・・全然平気だから、ははははっ」


 と曳きつった笑顔で答えると・・・


 「キショい・・・」と遠ざかって行った。


 「転校初日から、これかよ・・・・・・」


 その後、何度も足を踏まれながら やっと目指す駅に着いて降りると


 周りが女子高生だらけなのに気がつき、その目が自分に向けられて


 いるのを視線をかんじていた。


 「元男子校で、男子が9割・・・女子高でも近くにあるのか?」とつぶやき


 ながら歩いていると、校門が見えた・・・


 校門には、「「私立白王学院」」


 「ここか?でも、女生徒しか入って行かないけど?合ってるのか?」と


 思いつつ、校門を入ろうとすると・・・警備員に呼び止められた


 「君、君、学生書は?」


 「無いですけど、今日からこの学校に転校して来たので」


 と、校門で押し問答していると後ろから


 「登海君かな?」


 「はいっ!」と振り向くと、


 ロングヘアーの美しい女性が立っていた。


 「あぁ~姫神先生、おはようございます。」警備員がそう呼ぶと


 「吉岡さん、この子は今日からこの学校に通うことになった


 登海司君ですから、通してあげていいかしら?」と言うと


 「はいっ!姫神先生が言うのであれば・・・・」と言って、通してくれた


 「登海君、職員室に案内するわ」


 「あっ!お願いします。ちょっと聞きたいんですけど?」


 「ん?何?」


 「ここって、元男子校ですよね?それにしては、女生徒が多いよう思いますけど」


 「えっ!ここは元は女子校よ・・・今年から、男女共学になったけど・・・」


 「白王って女子校だったんですか?」


 「もしかして、白黄学園と間違いだった」


 「えっ!えっ!・・・・」頭が真っ白になっていった・・・