GReeeeN  「旅立ち」

 


 僕が、翔子にプロポーズをしてから


 仕事の都合で、翔子からの答えを聞けずに


 ひと月が経ってしまった、ある日僕らは「Reste」に居た


 「玲二、その後翔子から連絡あったか?」


 そう聞いて来たのは、鈴森だった。


 「いや・・・何もないけど、もうすぐだろ結婚式?


 鈴森は、出席するんだろ?」


 「一応、従兄妹だからな・・・玲二は・・・・しないか・・・当たり前


 だよな」


 「招待状も来てたから、出るつもりだったけど・・・俺、ロンドンに


 転勤することになったんだ・・・」


 「そっかぁ~って、おいっ!なんだそれは?ロンドンに転勤?


 聞いてないぞ!おじさん、知ってました?」鈴森がいきなり怒り出した


 「おうっ・・・聞いてたよ、玲二も居なくなると寂しくなるけど


 この店は、玲二の家みたいなもんだからな・・・・で、玲二は


 いつ出発するんだったけ?」


 「本格的に行くのはひと月後だけど・・・来週一度行って、住むところ


 決めて来るつもりだよ」


 「その事は、翔子知ってるのか?」


 「いやっ!言ってないけど、今更言った所で翔子を混乱させるだけだから」


 「で、ひと月後のいつ出発するんだ?」


 「翔子の結婚式の日に・・・・」


 「じゃ~送別会をするか?ねぇ~おじさん、この店で」


 「そうだな、貸切代は鈴森君にもらうとして?飲食代はおじさんの


 餞別替わりって事で」


 「えっ!貸切代は俺が出すの?貸切っていくら位?俺の


 給料で足りる?」


 「まぁ~この頃良く来てくれるから、顔見知り価格でやってあげるよ」


 と言う会話をおじさんと鈴森でしてる間に、僕は翔子の事を考えていた。