冴子が昼食の用意をしていると、圭介が海から戻ってきた


 「う~ん・・・いい匂いだ、お腹ペコペコなんすよ」


 「もう少し待って、直ぐ出来るから」


 「あれっ!ひかるは?部屋ですか?」


 「ひかるなら、那覇に行ったわよ」


 「そうなんすか?冴子さんは行かなかったんですか?」


 「うん・・・なんかゆっくりしたかったから、読書でもしてるって言ったら


 じゃぁ~一人で行ってくるって、夕方には戻るって言ってたけど」


 「そうなんですか・・・しょうがないなぁ~午後から一緒に出かけようと


 思ったのに」


 「えっ!午後からも海じゃないの?」


 「はいっ!ちょっと雲行きが怪しくなってきたので、午後はやめようと


 思いまして ひかるとも出かけるって約束を果たせそうだし・・・・後2日しか


 いられないので、海にずっといるつもりだから」と圭介が言うと、いきなり


 雨が振りはじめた


 「あらっ!本当に降って来たわ・・・圭介さんの言うとおりになったわね」と


 テーブルに昼食を用意しながら冴子が言うと


 「ひかる、大丈夫かな?」圭介がポツリとつぶやいた


 「大丈夫、このくらいの雨なら帰って来れるわ」昼食を運び終えた冴子が


 自信満々に答えた。


 「さぁ~出来たわよ、食べましょう」


 2人は会話もなく昼食を食べ始めた