次の日、早朝に海岸で一人の男性の



 遺体が発見された。



 男性は、高梨と断定された



 石廊崎の崖の上で、高梨の遺書が発見され



 その内容は、佐伯を殺した事と



 29年前の事件の真相が書かれていた



 その遺書の一節に「自分は、強欲なハエの王かも知れない」と



 書かれていた。



 「お母さん・・・また、起してくれなかったの?今日は、朝から講義が



 あるからって言ってあったでしょ!」そう言いながら、綾子が起きてきた。



 「朝ぐらい、自分で起きて来なさい!」と新聞を読みながら石神が



 綾子に一喝した。