「石神さん・・・・それは?」辻堂が聞くと



 「手帳なんだが、佐伯さんの持ち物の中にあった物だ・・・それと



 手帳の間に写真がこの子が佐伯さんの娘さんだろうか?」石神が



 辻堂に写真を見せた。



 「この写真・・・・子供の両脇は佐伯さん夫妻ですよね?その隣は誰でしょうか?」



 「明日、北海道に行ってみるか?」石神がつぶやくと



 隣で目を輝かせて辻堂が頷いていた。



 「課長に、承諾を取らなきゃいかんなぁ~辻堂・・・・」石神が



 辻堂に行って来いと言わんばかりに辻堂を見ると



 「わかりましたよ!課長に承諾を取ってきますよ・・・・」



 「すまんなぁ~」石神が言うと辻堂が保管室を出ていった。



 そして、また荷物を物色し始めた・・・



 30分後・・・辻堂が戻ってきた。



 「課長から、承諾を取って来ました・・・・」辻堂が、保管室に入ると



 石神が手帳と写真を眺めながら、考え込んでいた。



 「石神さん!石神さん!」辻堂が石神を呼ぶと



 「そんな大声ださんでも、聞こえてるよ!」石神が言うと



 「石神さん、聞こえてるんだったら返事してくださいよ!」



 「辻堂・・・・写真のうらに、怜奈3歳・・・そんな事ないよな」



 「石神さん?何の事ですか?」



 「俺の考え過ぎだろうから・・・気にするな!」