綾子に声をかけられて、石神がやはりと言う顔を
していると、辻堂が「お父さん?えっ!石神さんの
お嬢さんですか?」と聞くと
「あぁ~娘のだ・・・・」
「いつも父がお世話になっています。石神綾子です」
「あっ!自分は、新宿署刑事課刑事 辻堂稔です。
石神警部にいつもお世話になってます。」と辻堂が答えると
綾子は「辻堂さんですか・・・」と感心なさげに答えたが、すぐさま
「ところで、お父さん達は此処に用事?」と石神達に聞き返した
「はい!ここのコンビニの店員さんに用事が」と辻堂が割って、答えると
「誰にですか?」綾子が聞くと
「それは、捜査上の事ですので・・・いくら石神さんの娘さんでも・・・
部外者には・・・・」と辻堂が答えると
今まで黙っていた石神が「綾子・・・アルバイトの高梨さんってどんな子かな?」
「石神さん・・・いくら娘さんだからって・・・・・」
「辻堂・・・娘はこのコンビニでアルバイトしているから、聞いただけだ!」
少し間を置き「そうだったんですか?それならそうと言ってくれればいいじゃないですか?」
と横でつぶやくように言っている辻堂にかまわず
「高梨怜奈さん?どんな子って言われても・・・・余り話した事ないけど」
「そうか、で今日は出勤して居るか?ここから見えるか?」
「今、レジを担当している子が高梨さんよ」
「そうか!辻堂、行くぞ・・・・」と石神が店の中に入っていくと
「辻堂さん・・・父、行っちゃいましたよ」と綾子に言われ
慌てて、石神の後を追いかけ店に入ろうとした所で
店から出てくるスーツ姿の男性にぶつかり、買い物した物を
落としてしまった。
「すいません、お客さん怪我はありませんか?」と、そこに居た綾子が
聞くと、スーツ姿の男性は荷物を拾い何も言わずにその場を立ち去った