店に戻ると、美夏が「鑑識さんが言っていたけど、入口に


 ハイヒールの跡があるって・・・・しかし、彼女の靴もローヒール


 だったけど」と言うと、恵海が「そうだったわ!」


 「じゃぁ~犯人はハイヒールの女性って事ですか?」柴田刑事が


 二人に尋ねると「そうとは限らないと思いますよ?」美夏が言うと


 「何故ですか?」柴田刑事が聞いた。


 「多分、だけど・・・・犯人は男だと思うよ?」恵海が言うと


 「えっ!何故です?犯人が男性だとすると、ハイヒールは誰のですか?」


 「そのハイヒールが被害者の物だったら?」と恵海が言うと、柴田刑事は


 ますます・・・わからないと言うような顔をしていたので恵海が


 「柴田刑事・・・・・被害者の持ち物みました?後、ファッション?」


 「いえっ!見てないですけど・・・・」と言うと


 「まず、被害者のファッションはボンテージファッションだった、


 持ち物の中に、いわゆるSMグッズが入っていましたよ・・・・と


 言う事は、相手は男性の可能性が高いって事じゃ無い?」恵海が


 柴田刑事に尋ねると、柴田刑事の携帯がなった・・・・


 「もしもし!お疲れ様です、柴田ですが?」電話の相手は、佐々木刑事


 だった「柴田、被害者は渋谷でコールガールをしていた見たいだが


 お前、心当たりないよな?」「自分、わかりませんけど被害者の女性は


 SM系の店に務めてる方じゃないですか?」と柴田刑事が聞くと


 「今、そっち方面を当たってるところだ・・・・」佐々木刑事がそう言うと


 電話を切った。


 「恵海さん、被害者はやはりSM系の店に務めてたみたいです」と


 柴田刑事が、感心した言い方をしていた。


 「やはり、先輩の身内ですね?」


 「そうでしょ~」ちょっと恵海の機嫌が良かった・・・・・












 つづく・・・・・