25
二人が、犬原家に着いたのは里見家から出て
25分後であった、「ピンポ~ン、おば様・・・加奈子です!
おば様!」返事がなかった。
「裏庭には回れませんか?」マスターが尋ねると
「こちらから、回れます」と加奈子が先頭に歩きだした、
ほどなくして、二人は裏庭に出た。
しかし、雨戸も締まっており中に人がいる様子はなかった
「おば様、何処にいっったのかしら?」加奈子が心配そうに
マスターの方を見つめると「感ですが、大丈夫だと思いますよ、
もちろん、加奈子さんのお父上とお母上も無事だと思います。」
「不思議ですね、マスターの言葉は他の誰よりも、信頼出来る
気がします。」と加奈子が言うと、「感ですよ?それでも、信頼できますか?」
マスターが照れたように言い返すと「私のも、感です!」
車の中で、二人は笑っていた。
里見家に着くと、柴田刑事と北条刑事が来ていた、
「あっ!先輩どうでしたか?」柴田刑事が尋ねると「誰も居なかったの?」
と加奈子が答えた。
「北条刑事!指紋の方はどうでしたか?」マスターが北条刑事に尋ねると
「その事なんですが、不思議な事に犬原明の指紋が出てきたのですよ
しかし、犬原明は隅田川で遺体で発見されたのでは?なかったのですかね?」
「そこなんです、この事件をややこしくさせてるのは・・・・」マスターがそう言うと
「何がどうなっているのか、教えてください・・・そして、両親と犬原のおば様は
何処にいるのでしょうか?」加奈子が涙目で尋ねた。
「それを、話す前にこの事件をおさらいして見たいと思います」マスターが
語り始めた・・・・
つづく・・・・・