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 二人が、犬原家に着いたのは里見家から出て


 25分後であった、「ピンポ~ン、おば様・・・加奈子です!


 おば様!」返事がなかった。


 「裏庭には回れませんか?」マスターが尋ねると


 「こちらから、回れます」と加奈子が先頭に歩きだした、


 ほどなくして、二人は裏庭に出た。


 しかし、雨戸も締まっており中に人がいる様子はなかった


 「おば様、何処にいっったのかしら?」加奈子が心配そうに


 マスターの方を見つめると「感ですが、大丈夫だと思いますよ、


 もちろん、加奈子さんのお父上とお母上も無事だと思います。」


 「不思議ですね、マスターの言葉は他の誰よりも、信頼出来る


 気がします。」と加奈子が言うと、「感ですよ?それでも、信頼できますか?」


 マスターが照れたように言い返すと「私のも、感です!」


 車の中で、二人は笑っていた。


 里見家に着くと、柴田刑事と北条刑事が来ていた、


 「あっ!先輩どうでしたか?」柴田刑事が尋ねると「誰も居なかったの?」


 と加奈子が答えた。


 「北条刑事!指紋の方はどうでしたか?」マスターが北条刑事に尋ねると


 「その事なんですが、不思議な事に犬原明の指紋が出てきたのですよ


 しかし、犬原明は隅田川で遺体で発見されたのでは?なかったのですかね?」


 「そこなんです、この事件をややこしくさせてるのは・・・・」マスターがそう言うと


 「何がどうなっているのか、教えてください・・・そして、両親と犬原のおば様は


 何処にいるのでしょうか?」加奈子が涙目で尋ねた。


 「それを、話す前にこの事件をおさらいして見たいと思います」マスターが


 語り始めた・・・・








 つづく・・・・・