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 午後5時・・・同窓会はお開きになった。


 もっとも、柴田刑事が来ていらい盛り上がりに


 かけていたのと、木村 秋穂と名乗った女性が誰だったのか


 と言う話題だけだった。


 「う~ん!」マスターが唸っていた、「連汰さん・・・どうしたんですか?」


 美夏がマスターに聞いてみた。


 「あっ!先輩、事件の事を考えてました?」まだ、残って居た柴田刑事が


 何か思いついたのかと期待しながら、訪ねてみた。


 「う~ん!」マスターは相変わらず唸ったままだった、「どうしたの、おじさん?」


 恵海も聞いてみた、その時「あっ!わかった、おじさん今日の同窓会の料金、


 幹事さんが居なかったからもらってないからじゃない?」と恵海がますたーに


 笑いながら言うと「そうなんだよ、彼らが帰るときに会費の話しをしたら


 自分たちは誘われたから来たので、会費の話し何かしらないって言われたから


 、彼らから貰えなかったので今日の売上なしで君達のバイト代も出ないかな~


 ははははっ!」とマスターは笑っていた。


 「でも、ちょっとわかった事があるんですよ」「えっ!何?」3人が興味津々で


 マスターに聞いてきた、「実は、江川が殺された事が10年前のイジメが原因だと


 したら、後の二人も狙われるかもしれませんよ?」とマスターが言うと、「えっ!


 それは、本当ですか先輩?」「いやっ!柴田可能性があるってだけだよ」


 「でも、その可能性は0ではないですよね?」美夏がそう言うと、「まぁ~コーヒーでも


 飲みましょうか?コスタ・リカのブレンドですけど・・・・」と言いながら、サイフォンに


 火を入れた。


 「柴田、ちょっと調べてくれないか?少年課で、その10年前の自殺の事なんだけど?」


 マスターが柴田刑事に頼み事をすると「何か、引っかかる事でもあるんですか?」


 「いやっ!もしかしたら自殺じゃなく、他殺なのかもしれないと思って」と、マスターが


 言うと3人が、驚いていた。


 「それは、どうして?」柴田刑事と美夏が聞き返した、コーヒーを飲みながら


 マスターが「私たちが、奥の部屋で青木と本田の話しを聞いているうちに、


 他の人聞いてたらしんですけど、芳田 久志君と言う彼はイジメを苦に


 自殺と言う事になってますけど・・・・そのことに、ちょっと不振があるのでね?」


 と言った所で、「あの~それって、本当ですか?」と先程の同窓会に来ていた、


 蒼井 美沙が戻って来て、入口で今の話し偶然聞いていたので入って来たのだった。


 「どうしたのですか?10年前のことで何か知っているのでは?」マスターがコーヒーを


 出しながら、美沙に尋ねると「実は、芳田君が亡くなってから数日後に私は転校してしまった


 のですが、学校に携帯を忘れていたので後日気がつくと、芳田君から亡くなった日に


 メールが来ていたので・・・・」「内容はどんなものでした?」マスターが聞いた。





 つづく・・・・