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 マスターは、女性客の前に煎れたてのコーヒーを


 「お待たせしました。モカでございます。」


 女性客は、カップを持ち香りを楽しんでいるかのようして、


 一口くちに含んだ。と途端に熱さと苦さで彼女はむせてしまった、


 そして今までの優雅さが消し飛んだと思ったら、あどけない少女


 のが顔をだした。「恵海!」マスターが大声で少女の名前を呼んだ。


 恵海と呼ばれた少女?が「えへっ!」と言うように舌を出して、笑って


 いた。


 美夏が、あっけに取られているので「あっ!美香さん、この子は兄の子で


 恵海ちゃん・・・・そして」と美夏を紹介しようとしたら、美夏が「私は、花水樹 蘭


 マスターの恋人」マスターが、飲んでいたコーヒーを吹き出した。


 「おじさんも、やるじゃない!」と恵海に背中を叩かれまたまたむせた。


 「美香さんも冗談がすぎるよ、恵海も本気にするな!」と照れながら怒っていた時


 店の入口が開いた・・・・「いらっしゃいませ~」マスターがむせたままだったので、


 声が裏返ってしまった。それを見た美夏と恵海が互いに顔を見合わせ


 笑いをこらえていた。


 店に来た客はどうしたのかという顔をしていた。


 「あっ!お好きな席へどうぞ」水とおしぼりを持って、マスターが言うと


 「あの~」客の女性がマスターの方に向かって尋ねるように続けて「7月10日の日曜日って


 貸切ってできます?実は同窓会をしたいのですが。」と女性客が聞いてきた、


 「大丈夫ですが、何名位でしょうか?」とマスターが尋ねた。


 「人数は、15人位です」「そのくらいなら、平気ですけど・・・・うちはコーヒーが

 

 専門なので軽食・・・パスタかピッツァ、サンドウィッチ位ですけど。それと、


 お酒はないですよ」とマスターが告げると、


 「構いません、それでお願いします。料金は、どのくらいかかりますか?」


 「そうですね、一人当たり2500円くらいで良いですよ」マスターが微笑みながら


 料金を言うと、美夏と恵海がヒソヒソと「連汰さん、おじさん・・・・鼻の下伸びてる」


 「あっ!ご予約のお名前は?」女性は「長嶺高校、2年3組一同でお願いします。幹事は、


 芳田 久志と言います。私は木村 秋穂と申します、10日お願いします。」


 「わかりました、では10日お待ちしています。」女性は、店を出ていった。


 「二人とも、10日よろしくね」マスターが美夏と恵海に反論を受けないよって


 目をして訴えていた。






 つづく・・・・・