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 時刻は、午前0時40分・・・・


 美夏はマスターの部屋に居た。


 「美夏さん、もう一杯コーヒー飲みませんか?インスタント


 ですけど。」笑いながら、マスターが訪ねた。


 「いただきます。でも、マスター大丈夫なんですか?」


 「大丈夫ですよ、そろそろ佳惠さんも風呂から出てる


 頃でしょうから、これ飲んだら部屋に行って見ましょうか」


 「はいっ!」と言って、コーヒーを飲み干した。


 二人は、美夏達の部屋に向かった


 ブザーを鳴らしたが、返事がない。


 おかしいと思い、フロントに行きスペアキーを


 借りに行くと「503号室の鍵ですか?一時間位前に


 お連れ様が、出かけるのでと鍵をお預けになりましたけど。」


 「美香さん、とにかく部屋に行ってみなしょう?」


 「はい・・・・」美夏は、フロントで鍵を預りマスターと


 部屋に向かった。


 部屋の鍵を開けると、佳惠の姿はやはりなかった。


 マスターと美夏は一通り部屋の中を探してみた、といっても


 シングルベットが二つある洋室で、窓際に机と椅子が二脚


 後は、トイレとバスルームといった造りなので、直ぐに居ないと


 わかるのだった。


 「佳惠、こんな時間に何処に行ったのかしら?」美夏が


 つぶやくと、マスターの携帯が鳴った。


 「もしもし、先輩ですか?」電話は、柴田刑事からだった。


 「おうっ!柴田か?」「先輩の言った通り、牧田佳惠の母方の


 実家は木更津でした、旧姓五十嵐といいます。」


 「わかった、柴田・・・佳惠さんが、ホテルから居なくなった」


 慌てて、マスターが柴田刑事に佳惠が居なくなった事を告げた


 「マスターどうゆう事ですか?」美夏がマスター聞いてみると


意外な事を言った。


 「実は、今回の佳惠さんが犯人かもしれません」


 「えっ!どう言うことですか?」美夏は驚いていた。


 「実は、佳惠さんと水島さんは顔見知りだったんじゃ


 ないかと思うのですよ。そして、何らかの理由で


 佳惠さんが水島さんを殺してしまった。」





 次回、エピローグに続きますパー