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三人は、店を出てホテルに戻ることにした。
ホテルへの帰り道、美夏が或ことに気づいて
マスターに訪ねてみた「マスター、犯人はもしかして
土地感がある人と言う事はありませんか?」
「おっ!美夏さんはミステリー作家でしたね?私も、そうだと
思いますよ」マスターが、美夏の問いかけに答えた。
「先ほど、彼が何故犯人じゃ無いと思ったか?と聞かれましたよね
その答えが、それなのですが・・・」マスターが言いかけてまた、
考えだした。
ホテルに着くと、柴田刑事がロビーで待っていた。
「先輩、何処に行ってたんですか?」そう言いながら、
柴田刑事が寄ってきたので「柴田・・・ちょっと話があるんだけど?」
マスターが、「では、二人ともゆっくり寝てください」と言い柴田刑事を
従えて、部屋に戻って行った。
時刻は既に午後23時18分だった、「美夏、私たちも寝ましょうか?」と
佳惠が美夏に言うと「ちょっと、担当に電話してから行くから佳惠先に
部屋に行ってて」と美夏が佳惠に先に部屋に行くように言った。
「わかったわ、じゃ~風呂に入ってるかもしれないから・・・帰ってきたら
ブザー鳴らしてね」と言って部屋に佳惠が向かった。
「もしもし、〇〇出版の松尾ですけど。」と男性の声が携帯電話から
してきた。「あっ!松尾さん?石神ですけど・・・・実は今、千葉県の木更津
に来てまして、次の作品の取材と言うことで、詳しい事は言えないのですが」
と言った所で、美夏は柴田刑事が帰るのが見えたので慌てて「じゃ~また、
電話します。」と言って電話を切ると、柴田刑事に「柴田刑事!マスターの
話しってなんだったのですか?」と美夏が、柴田刑事に訪ねた。
「いやっ・・・それは、言えません。自分ちょっと、急ぐので失礼します」
と言うなり、柴田刑事はホテルを出ていった。
美夏は呆気に取られていた、「マスターは、何を話したのだろ?」と独り言を
言いながら、部屋に向かった。部屋に着くとブザーを鳴らしたが・・・・
佳惠からの応答がなかった・・・・「風呂に入ってるのかな?
マスターの所に行ってみようかな?」と言いながら、マスターの部屋に
向かっていた。
つづく・・・・