相談を依頼したのは【S(弁護士名)法律事務所】という所。


弁護士事務所に入ると、衝立で仕切られた談話室のような所へ通されました。


事務の方にお茶を出されて暫し待つと、S弁護士と所属のN弁護士の二人が入室してきました。



最初に相談料の確認をしてから相談スタート。


どうしてこうなったのかということを出来るだけ簡潔に説明しようとしても、なかなか伝わりません。


特に車関係の話になると専門用語も多く、この場だけで理解してもらうことは難しかったです。


車に詳しい人が知っている部品の役割や性質などは、普通の方には解らなくて当たり前なのだと痛感しました。



あっという間に30分が過ぎ、もうすぐ一時間になろうというところで『解決に向けてどういう手段を講じたらいいのか?』という所に話が移りました。


1、内容証明

出すことについては問題ない。法的拘束力は無いが、自分の主張をアピールする効果はあるかも。ただし、弁護士名を入れるとそれだけで数万円がかかるし、弁護士名が入ったからといって相手がビビるとは限らないので出来るなら自分で出すことを推奨。


2、少額訴訟

請求しようとしている金額が30万円程度であり少額訴訟の範囲内(60万円以内)なので出来る事は出来るが、法定での審議は一度きりで即判決のため、証拠をきちんと揃える必要がある。


3、民事調停

裁判官や調停委員に間に入ってもらい、客観的な意見をもとに歩み寄りによる解決ができるかも。


4、法テラスによる弁護士依頼

収入制限に引っかかったので不可能。


もしS弁護士に依頼をしたら…という話をしてみたのですが、勝訴したとしても取り返す金額が少額のため、着手金と報酬を合わせたら結構な金額になってしまいます。


問題を解決することはもちろん、お金を取り返すことも念頭においていたためそれは本末転倒になってしまいます。



こうして弁護士との相談は終了しました。


解決のための道は示されたとはいえ、何をどう選択していいものか。


悩み事はまた増えてしまいました。

結局、話し合いの席では、結論の持ち越しと、懸案の部品の値段を調べること、きちんと作業が行われたか、部品が使われたのか作業をした店に聞くこととして閉会となりました。


数日後に届いたメールは、部品の値段は正しい、作業が行われたのかは担当者が休みでわからないとのことでした。



それは、僕の求めていた答えではありませんでした。


あれだけの覚悟をして話し合いに臨んだにも関わらず、中途半端な返答とは…


こちらが証拠を示して追求したのだから、そちらもきちんと証拠を掲示し、誤解なら誤解だと説明するべきでしょう。


それを怠るということは、解決に向けての真摯な態度とはいえないと判断せざるを得ませんでした。



ということは、然るべき手段を選択するというケースもありうる。


しかし、何をどうすればいいのか。


こういう時はどういう選択をすればいいのかは素人の僕にはわからないので、知り合いに弁護士を紹介してもらい相談してみることにしました。



ここからは資料作りが始まります。


弁護士の相談料の相場は30分5250円(税込み)

そうダラダラと自分の主張を並べ立てるわけにもいきません。


僕はまず、弁護士に話の流れを容易に理解してもらえるように数々の資料を作り上げました。


物事の顛末、時系列、作業の証拠写真などなど。

(これは後の裁判の際に~号証として提出されることになります)


時間は限られていますので、これを使っていかに即座に理解してもらうか、そして今後の適切なアドバイスを貰えるかが肝要なのです。



こうして僕は生まれて初めて「弁護士事務所」という所へ足を踏み入れることになります。

また8月がやってきました。


終結から1年が経過し愛車の調子も良好ですが、この暑さを感じると汗だくになって裁判所に通ったことを思い出します。


裁判の経過を記すためにブログを始めましたが、進行の関係上で書けないことも多々ありました。


自分が書いたことが、いつどこで自分の首を締める結果になりかねない。


吐き出したくても吐き出せない状況にはかなりストレスが溜まりました。



この裁判では本当に色々な経験をしました。


特に法定での出来事は議事録にも載らないやりとりもたくさんあります。


和解で終了したので悪しざまに言うつもりはありませんが、ただの素人が経験した『裁判のリアル』を厄落としのために記していきたいと思います。