はい。
ついに買ってしまいました。
これまでアックスハンドルモデルのバットは、何本か紹介させていただいてきましたが、
今回は本家本元、アックスバット製のアックスバットです。
これまでのスポーツ用品の自分の購入動機の大半を占めてきたのは、
「ホンモノが使っているものを自分も使いたい」
というもので、それゆえにアックスバットはVictusのものばかり使ってきましたが、今回は・・・まぁ検証がてら買ってみました(検証って価格でもないですが(涙))
AXE BAT™ MB50
見ての通り、アックスハンドルが特徴的な一本です。
サイズは、34インチ/31オンス(86cm/880g)のものをebayの普通のスポーツ用品店から購入しました。
ふり抜きは、ミドルバランスで、非常にバランス感覚は良いモデルかと思います。
しかーーーーし!
・・・えぇ(困惑)
いくらなんでも管理が酷過ぎる。
お前、プロのバイヤーだろが。
店内の湿度調整できないならビニールに包んどくんだよ木のバットはよォ!!
せっかく楽しみにしていたのに、このグラム数は実に残念。
ミドルバランスのモデルにグラム数など求めていない。
今までebayでNegativeのフィードバックなんて一回もしたことがありませんが、今回はしちゃいました。さすがにこれはひどい。
と、まぁ重さに関しては、完全なる不良品ですが、一応細部を見ておきましょう。
今回購入したアックスバットは、本家本元バーデンスポーツ製のものです。
現在は、アックスバットだけが独立したサイトを持っているぐらいの人気です。
今までは、主にBBCOR、ユース向けの-10モデル、ファスト・スローピッチ用ソフトボールモデルなど、どちらかと言うと金属系列の取り扱いが多かった会社です。
木製モデルも、コンポジットバットだとか、木製でもBBCOR適応-3モデルだとか、プロ向けってよりかはアマチュア向けの要素が色濃い会社でした。
ですが、去年からムーキー・ベッツやジョージ・スプリンガーを広告起用するなど、MLB向けの木製プロモデルの製造も本格的に開始し、一般向けにもストックモデルを販売しています。
肝心のこの2人は未だにVictusのロゴ入りモデルを普通に使ってるんですが、契約はどうなってるんでしょうか・・・。
現在では、他社からも続々とニューモデルがリリースされており、Victusが大々的にMLBのプロプレイヤー向け、一般向けに配給、販売しているほか、Tucciはプロ向けに、Dove Tail Batsは一般向けにMaineシリーズというのを展開しております。
まぁMLB中継を見ていて、チラホラ映るアックスバットはほとんどがVictus製なわけなんですが・・・(笑)
ちょっと前に、Tucciがカブスのクリス・ブライアントやマリナーズのティム・ベッカムのアックスモデルをTwitterにあげてたので、Tucci製のアックスも手に入る日はそう遠くないかもしれません。
今回紹介するモデルは、カスタムモデルは残念ながらオーダーできませんが、ストックモデルは随時販売中ということですので、興味がありましたらサイトを覗いてみてください。(後でリンク貼っておきます)
さぁバットの話に戻りましょう。
バレル部分は、なかなかの頭でっかちフォルムなので、ふとするとトップバランスのモデルっぽく感じるんですが、一応表記はミドルバランスでした。
Victusのモデルも似たような形状をしていますが、あちらはトップバランス表記。
何が違うんでしょうか・・・よー分からん!!
バレルトップには、サイズやモデル表記に加えてムーキー・ベッツのシグネチャーがあります。
これいいですよね。いつか自分のシグネチャー刻印入りのモデルを作ってみたい。
ミドルバランスの謎が解けた・・・と言うべきかは分かりませんが、トップにはかなり深めな上に広いカッピングが施されていました。
ここで推理するに、Victusは基本的にカップが無かった場合のバランス表記。
んで、アックスはカッピングは最初からオプションなので、カップ込みのバランス表記って感じでしょうか。
割とこれ、今回に限らず多いんですよね。
前に紹介したMarucciのCU26も、Marucciではミドルバランスモデルなんですが、他社だとトップバランスになってたり・・・まぁ、見た目のフォルムから判断するしかないんでしょうけど、確固たる定義が無いのも少々消費者としては困りもの。
ただ、このモデルに関しては「ミドルバランスである」と言えます。
このカッピングのお陰か、926gもある重量の割には、かなりクイックにスイングできます。
やはりカッピングは神。日本人の選手はなぜカップを掘らないのか・・・。
バレルトップの直径は、ちょっと控えめの62.8mm(2.47インチ)でした。
VictusのMB50よりはちょっと太いサイズですから、これがアックスバットのバレルサイズの限界でしょうか。
2K1並みのバレル直径+広さのモデルも振ってみたいような興味もあります(笑)
形状的には、打撃部分だけ太く、ミドルバレルからはロゴにかけてキューっと細くなるような形状です。
ロゴ部分は40.9mmと割と細めかも。
ミドルバランスなんだけど、打ち方はヘッドを効かせまくる重量級モデルっぽい打ち方が良いかもしれない。
はい、次はハンドル部分です。
木目部分にインクドットもあるためMLBの試合で使いことができます!!
んで、最初から巻かれているリザードスキングリップはムーキー・ベッツのシグネチャーモデル・・・もとい特別仕様のものです。
一応日本でも通販サイトで取り扱いがあるみたいなので、興味があったら探してみてください。
レッドソックスのホームカラーということで、白が非常に綺麗なグリップテープです。
いや~しかしね、今使ってるグローブが赤なんですよ・・・。
こりゃすぐ汚くなりそうです・・・。
グリップの太さは、テープ込みで25.9mmと結構太め!
巻かれているテープは、どうも1.1mmっぽいですね・・・う~ん。
自分、リザードスキンは好きなんですけど巻くのは決まって0.5mmなので、ちょっと不満です。
ノブ部分は、縦方向が42.3mm
横部分が54.3mmでした。
これに関しては、他のモデルと大して違いはありませんね。
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【実打体験コーナー】
温存しておく理由も無いので、普通に使ってみました。
今日は少々腰の調子が良くなかったので、あんまり数は打てませんでしたが、気づいたことは何個かあります。
①やはりライナー性の打球が多い。
この前の検証記事で述べたようにアックスハンドルモデルは、普通に使うとライナーばっかりになります。ということですので、無理やりボールのしたを擦るように打ちました。
フライの飛びはなかなか悪くありません。$179.99分は飛んでいたと思います(適当)
②重量はあまり感じない。
926gとかいう不良品も甚だしい重量ですが、スイングフィールが軽かったので、あまり重量感はありませんでした。なかなか悪くありません。これからも使っていきたいですね。
ということで、家でディティールを調べているときは、「う~ん」と言っていたんですが、使ってみるとなかなか悪くありません。Victus製のものも最高ですが、こちらも流石本家!良いモデルです。
今回は、一般の販売店からの購入でしたので、次はちゃんと公式HPから購入したいですね(笑)
では、また次回。