C12は、中村精密製を持っていたけれど、鉄道模型をやめようと思った折に捨ててしまった。
大事なものというのは、失ってから後悔するもので、Nで鉄道模型を再開しようと思っても入手困難。しかし、KATOの製品が再生産されたので、予約を入れて購入した。
勘違いから、同じくKATO製のC56-160も予約購入してしまった。C56は、小海線のを持っているので必要なかったのだが、ヘッドライトを普通型にしたくて、購入したからいいやのつもりだったが、特定ナンバー機の模型化製品でがっかりした。
それと比較してC12は特定機ではなく、一般的なC12の模型。日本のNメーカーは特定機だけを企画、生産する傾向が強まっている。それでは、単なるミニカーの鉄道版となってしまい、コレクターズアイテムに過ぎなくなる。
わたしが目論む鉄道模型のベクトルの向きと違う。Nゲージといえど、思い出の再現、過去を懐かしむという意味合いはなく、自分で手を入れ、自分の鉄道の再現をしたいのだ。
製品の概要
1970年代晩年の姿の再現。(KATOの製品ページより)
付属ナンバーについて
42…日本車輛名古屋1933年製
1967年4月~中津川区(岐阜県) 1973年廃車
46…川崎車輛兵庫1934年製
1968年10月~高崎第一区(群馬県) 1970年末廃車
51…川崎車輛兵庫1934年製
1948年?~西舞鶴区(京都府) 1973年廃車
67…日立製作所笠戸1933年製
1965年?~1972年 上諏訪区(長野県)
1972年~中津川区(長野県) 1973年廃車
3桁ナンバーがないのは、ナンバー取付枠の横幅制限のためだろう。
サードパーティである銀河モデルのC12用ナンバーには、66と199がある。
66…日立製作所笠戸1933年製
1944年~上諏訪区
1970年 中込区に借入
1972年~会津若松運転区・廃車
1994年~車籍復活・真岡鉄道 動態保存中
199…日本車輌名古屋1938年製
1961年~木曽福島区 入換専用
1974年 廃車・静態保存(奈良井宿観光駐車場)
※シールドビーム・C11の排煙版を装備する
改造が大変そう。特定機で模型化されるかも知れないが、観光列車を引かないのでは難しいだろう。
銀河のナンバーは入手が困難だと思われる。KATOのナンバーを切り継げば、
41,47,52、56,57、61,62,66 が得られる。
41…日立製作所笠戸1933年製
1967年~桐生区(群馬県)
1968年~高崎第一区
1970年 廃車
47…川崎車輌兵庫1934年製
1968年~高崎第一区
1970年 廃車
52…川崎車輌兵庫1934年製
1960年~直江津区 休車解除・入換専用
1969年 廃車
※排煙版・回転式火粉止め装備 廃車時にはデフレクター(排煙版)は未装備
56…汽車製造大阪1934年製
1950年~茨城交通(譲渡)
1951年~雄別炭礦鉄道(譲渡)
1957年 廃車・雄別炭礦に移管
1970年 廃車
57…汽車製造大阪1934年製
1957年 鹿児島工場
1961年 廃車
61…汽車製造大阪1934年製
1958年 高砂工場
1961年 廃車
62…汽車製造大阪1934年製
1959年 奈良区 集検入換専用
1965年 奈良運転所(組織改正による)
1968年 ボイラー代用
1969年 廃車