1か月点検を受けてきました。価格コム風に
【軽は軽だが、最新の装備に納得な車】
結論から言えば、所詮軽自動車であるということにつきます。薄いドアなど今まで乗ってきた普通車(Leaf)に比べたら、明らかに格下車です。
ただ、安全面など最新の技術が標準で装備されている点は、軽でも最新にグレードアップされた車だという点は大いに評価できます。
長距離は乗れません。ガソリンタンクに換算すれば、8Lの容量になります。短距離だけど自動車専用道路も走らないといけないという人には、運転が楽という点でお勧めします。
しかし、電気自動車のエントリーカーとしての候補の一つではありますが、初めてのEV車としては微妙なところです。
今後出るであろう、日産の新型小型車枠EVか、3年待って他社のEVが出てからでも遅くはないでしょう。価格次第ですが。
満足度 … 4
エクステリア 4
インテリア 4
エンジン性能 - エンジン無いから モーター性能 3
走行性能 5
乗り心地 4
燃費 4 電費
価格 2
【エクステリア】
Dayzと同じですが、フロントとバックをアリアに似せています。
細かい点では、いろいろと気になるところは多いです。
全体のフォルムは、造形的に無駄なラインのないすっきりした形状なので、詰めの甘さが目立ってしまっています。
最も気になるのは(SAKURAだけというものではありませんが)、なぜ、ホイール周りは車体と違う色に塗るのでしょうか?ありもしないフェンダーよろしく車体色と違う色で塗装にするのは、塗分けの必要性が分からず、理解に苦しみます。このため、おしゃれになるはずのツートーンを選べません。
【インテリア】
Leafより上質に見えます。高級感のあるシートです。
軽らしく一通りの収納はついていますが、容量はありません。
助手席にバニティーミラーがついていません。
ハンドル形状が悪く握っていて掌が疲れます。Xなので革巻きが選べず、ハンドルカバーを付けましたが、効果はさほどありません。昔の車のようにハンドルだけ社外品にというわけにいかず困った点です。
【モーター性能】
パワーがありません。軽自動車枠ですから仕方のないことです。中高速域からの伸びはありません。ターボ車に乗っている人なら不満に思うレベルです。ターボのタイムラグがあってぐいぐいとくる加速感は味わえません。(私は大嫌いですが)
どの速度域でもアクセル量の分だけ素直に反応するのがベストな車だと思っています。E-ペダルは改善されており、この希望にかなり近づきました。完全停止しないのは不満です。
車の加減速はタイムラグがあってバック音(爆音)とともに背中に負荷がかかるものだと思っている人は、TOYOTAならばそういうBEVを開発するはずですからそれまで気長に待ちましょう。
【走行性能】
ストレスのない走りが楽しめます。公道は遊び場ではありませんから、ルールを守った走りをする限り、不満はないはずです。
トレッドは狭く、タイアは小さく細いです。無謀はできません。
トルクフルが喧伝されていますが、初代軽EVのi-MiEVも18.5Nmであり、坂道でもすいすい登るため用です。0-100加速は12.85秒と非常に遅いです。スピードを出す車ではありません。
【乗り心地】
ホイールベースが短いわりには、うねりもぴしゃっと止まります。悪くはないですが、軽ですからLeafよりは下です。代車で乗ったDayzよりはややどっしりしてていいです。
【電費】
7.5kWですから、思ったよりも悪いです。Leafは5.5~6.5kWでしたから順当とも思えます。
【価格】
日産ぼったくりです。安全装備を考えるとベース価格は仕方がないと思いますが、廉価版のXを選んでも、必要なオプションを付けると300万というのはほとんど、詐欺レベルです。
10万円をけちって、寒冷地パックを付けなかったのは失敗でした。ハンドルヒーター、シートヒーター、フォグランプは必須だと後悔しています。
革巻きハンドルは、Gグレードのオプションです。Xでは付けたくともつけることができません。
総評つけたし
今まで軽はどうもと思っていた私ですが、その考えを変えさせた車です。軽自動車も進歩したなー。
たまに遠出をするという人には、経路充電の必要がありますから、お安い充電プランの三菱EKクロスEVの方がよいでしょう。
参考になった人はいいねボタンを押してね、とここまで価格コム風にしてみたよ。