次に、偶像に供えられた物を食べることはどうか、という質問に答えましょう。この件については、だれもが自分の判断は正しいと思っています。しかし、自分の知識がどんなに重要に思えても、教会を建て上げるためにほんとうに必要なのは愛です。 

 

もし、自分はどんな問題にも答えられると思い上がっている人がいたなら、それは、自らの無知をさらけ出しているにすぎません。 

しかし、ほんとうに神を愛している人は、神に知られているのです。

 

では、この問題はどうなるでしょう。偶像に供えた肉を食べてもよいのでしょうか。私たちはみな、偶像など実際には神ではなく、神様はおひとりだけで、ほかにはいないことを知っています。 

 

ある人は、偉大な神々は天にも地にも数多くいると考えています。 しかし私たちは、父なる神ただおひとりであることを知っているのです。この神様が万物を創造し、人間をご自分のものとして造られたのです。また私たちは、ただ一人の主、イエス・キリストがおられることを知っています。この方がすべてのものを造り、私たちにいのちを与えてくださるのです。

 

けれども、クリスチャンの中には、このことがわかっていない人もいます。そういう人はこれまでずっと、偶像を生きているもののように考えてきたので、ただの偶像に供えられたにすぎない物を、あたかも実在する神々に供えたかのように思ってしまうのです。そのため、それを食べることがひどく気になり、傷つきやすい良心が痛むのです。 

 

ただ、このことを覚えておいてください。神様は、私たちがそれを食べるか食べないかなど気にかけておられません。食べなくても損にはならないし、食べても得をするわけではありません。 

ただし、いくら自由といっても、あなたがたがそれを食べたために、あなたがたよりも良心の傷つきやすいクリスチャンがつまずかないよう、くれぐれも注意してください。

 

10 あなたが、偶像への供え物を食べても別に害にはならないことを知っていて、偶像の神殿の中で食事をしたとします。しかしそれを、食べてはいけないと思っている人が見たら、どう思うでしょうか。その人は、偶像崇拝してもよいのだと勘違いして、自分もそれを食べてしまうかもしれません。 

11 すると、それを食べても差しつかえないことを知っていたあなたは、傷つきやすい良心を持った兄弟に、信仰上の大きな損害を与えてしまうことになります。キリストは、その兄弟のためにも死んでくださったのです。 

 

12 ある行為を悪いと信じている兄弟が、あなたがたのふるまいに刺激されてその行為をしてしまうなら、あなたがたはその兄弟に罪を犯し、同時にキリストに対しても罪を犯すことになるのです。 13 ですから、もし偶像に供えた肉を食べることで兄弟をつまずかせるなら、私は一生それを食べません

 

最後のパウロの一文に答えがあります。

「”信仰上問題”とされることは無い行為であっても、それを食べることで、同じ信仰者の信仰をつまづかせることになってしまうなら、私はそれをしない。」

 

偶像への供えものを食べてはいけない、などと言う決まり(律法)はない、ということですが、この世の中で求められる自立的な信仰姿勢には不可欠な姿勢だと思います。

 

これはイエスが言われた「新しい律法」に数えて良いのではないかと思いました。

イエスは新しい信仰者をつまづかせることを、かなり強い抑止で語られています。

そのような信仰者をつまづかせるくらいなら、首に石臼をかけられて海に投げ込まれたほうがましだ、と。

信仰者をつまづかせることは、罪であると言っておられます。

 

心で罪をおかすことも罪そのものであるとされることと、信仰するものの兄弟つながり=教会に関して、愛の無いものを介入させることの罪。

神の国の姿とか、この世にあっての神の国の様相を見て取れる気がしました。

それは「真理は人を自由にする」というイエスのことばの実現地であり、福音によって罪から解放され得るところなのだろうとも思いました。

そしてここにも、聖書の原理を見つけることが出来ます。

一見、クリスチャンは聖書に縛られているようで自由が無いように見えても、実は福音によって罪の束縛から解放され得るという、死への恐れからの解放があります。

この世にあっては、死に向かって生きることから解放されて、神に向かって生きているという自由なのかも知れません。

 

今日のみことばからは、自由を愛で定義してみる、としました。

抽象的ですが、良いも悪いも判断がつかないものについては、愛で判断するということです。

パウロは、教会内でのことについて教えていますが、これは、やがて神の御前にお連れすることになる未信徒にどう対応するかもまた準じていると思います。

ですから、そのように実行していけるようにします。