運命が変わった場所。
それは屋久島で縄文杉に出会った2015年でしょうね。
それまでは。無趣味。
キッチンドランカーが趣味みたいなもの。
お酒飲むことでしか楽しめなかったあの頃。
たまたま仕事仲間と蟹道楽でウハウハ飲んでいた際に「あんな、昔、瑛太が榮倉奈々を追いかけて屋久島行くドラマがあってな、その屋久島の映像が素晴らしくキレイでどうしても行きたいねん」と
その発言をキッカケに巻き込まれて全く乗り気なく行った屋久島旅行。
その中の縄文杉登山。登山?
山登るのに往復11時間…だと⁈ハァ?
何が面白いんだか。
なぜしんどい思いしてまでそんな不便なところに行くのか全く理解ができなくて。
旅行が決まった時に母に、
あんな今度な屋久島に行くことになったんよね💦と伝えたら、
スッと出してきたDVD。
アンタこれ見なさいと。
山田洋次監督の「学校Ⅳ」
15才の少年が家出して屋久島目指す話し。
大雑把な感想は、この少年はホントいい人達に出会ったんやな。それはすごくいい経験になったんやろなという感じで泣ける。好きな話しやな。
そして屋久島で縄文杉(の先の宮之浦岳)に向かう人達の服装が描かれていたけど、アラ?これ装備、本格的な登山の装備やんか。これモンベル行かないと。で、そろえる。
母は自分に装備面での警告をしたかったのか、はたまた自分は離婚した後であったけど、
15才の中学生の子を持つ親の気持ちとは的な話しをしたかったのか🤔それはさておき。
そんな前振りをへて渡った屋久島。
そして行き6時間かけて登って出会った
縄文杉。
あぁ来て良かった。
ホント生きててよかった。コイツはココでずっと自分が来るのを待っててくれたのか。何千年もずっとココで。何人でも受け入れてくれるだろうそれは、御神木という言葉があるように、そういう存在なんだろな。縄文杉、会えてよかった。
そうか登山とはこういうことなのか。
ゴールが明確。行ってそして生きて帰ってくる。達成感が半端ないんやなと。
それから運命が変わってしまって。
キッチンドランカーだった自分は登山にハマり毎年石鎚山とかその周辺の山に登るようになり、
またそれをきっかけに登山仲間と一緒に海釣りを初め、アクティブになったついでにクロスバイクを買い一人しまなみ海道を渡り、
そしてジョギングに目覚めてしまってそれがやめれなくなってしまって。
でも、あの時。蟹道楽でウハウハ飲んでなければ、今の自分は無かったんだろな〜と思うと、なんだか感慨深いかなと思います。
