椎間板ヘルニア | Houling of wolf

椎間板ヘルニア

人間の背骨は24個あり、そのうち上から数えて7つまでを頚椎と呼びます。この頚椎にヘルニアを起こすと頚椎椎間板ヘルニアとなります。頭と言う非常に重たい部分を支えなければならない頚椎は、腰椎についでヘルニアを起こしやすい部分です。

椎間板ヘルニアには二種類があります。一つは脱出型、もう一つは膨隆型(ぼうりゅう-がた)と呼ばれるもので、詳しい説明は腰椎椎間板ヘルニアのほうに紹介していますので、こちらはさらりと紹介しますね。



脱出型

椎間板の周りに位置する繊維輪(中にある髄核を保護する軟骨)にヒビが入り、柔らかい髄核がそこから脱出したヘルニアです。


膨隆型(ぼうりゅう-がた)

長期間の圧迫に耐えかねた髄核が繊維輪を押し出し、次第に変形させたもので、変形した繊維輪が突出し、神経を圧迫して症状がでます。



頚椎椎間板ヘルニアは、腰椎椎間板ヘルニアと同じ原因で起こることも多いのですが、首という特殊な部分による原因もあります。腰椎椎間板ヘルニアの説明とかぶるところもあるのですが、両方説明してみましょう。

加齢による場合

椎間板というのは、人間体の中でもかなり速いうちから老化が始まる部分です。老化した椎間板は水分が減り、弾力性がなくなるので、衝撃や運動に弱くなってしまいます。内的要因による頚椎椎間板ヘルニアの主な原因になり、その証拠に四十代を境に発生率がぐんと上がってきます。これに骨粗鬆症(こつそしょうしょう)など、もともと骨がもろくなっている人であればさらに発症率が上がります。

外的要因による場合

腰椎椎間板ヘルニアでは珍しい外的要因によるヘルニア(外傷、打撲など)ですが、細い首に重い頭を抱えている頚椎ではヘルニアの原因の上位にきます。この際キズそのものは大きい必要はなく、小さなキズが時間をかけて悪化してくるパターンと、急激な力を加えられたために急性の症状をおこすヘルニアがあります。よく聞く「ムチ打ち」も頚椎椎間板ヘルニアの原因または遠因になりやすいものです


頚椎椎間板ヘルニアの症状の特徴として、腰椎椎間板ヘルニアと比べれば症状が穏やかなのが特徴です。(急性のものをのぞく)また、圧迫される箇所の関係から上半身に症状が出やすいのですが、圧迫箇所が大きく広い場合には下半身にまで影響が出ることがあります。それではどのような症状があるのかみてみましょう。

* 痛み

人体は不思議なもので、ヘルニアを起こしている頚椎より、圧迫された神経が担当する部分が痛むものです。例えば、右腕担当の神経が圧迫された場合、首ではなく腕の痛みとして感じるわけです。そういうわけで、頚椎そのものの痛みではなく、上半身のどこかが痛むという症状を出すことが多いようです。

* 痺れ

例えば、右腕の神経をヘルニアが圧迫しているとします。そうすると右腕から脳、逆に脳から右腕への神経伝達が上手くいかなくなり、無意識に震えたり、しびれたり、体温調節がうまく行かなくて冷えたりします。これがさらに悪化していくと、自由に動かせなくなることもあります。さらに圧迫部分が大きいと、下半身にまで影響することがあります。

* 感覚が鈍る

知覚神経(熱い・痛いなど、感覚を担当する神経)をヘルニアが圧迫すると、当然感触がわからなくなったり、冷たいとか熱いと言うものに対して鈍くなったりすることがあります。逆に熱くもないのに熱いと感じたり、寒くないのに寒いと感じたりすることもあります。

* その他

頭痛やめまい、視力低下、肩こり、ぼんやりするなども頚椎椎間板ヘルニアでは良く見られます。また、首を一定の方向に動かすと痛んだりしびれが走ったりするようなこともあります


     ***** 某サイトより *****