試験までは、流石に僕もユノも集中した。
時々…図書館で見かけたけど、
ユノの集中力は凄まじいものがあるから。
僕から声をかける事はしなかった。
そばに陣取り、僕も集中する。
閉館のアナウンスが流れた時に始めて声をかける。
身なりに気を使わない事に拍車がかかってきて、時々、寝癖も付いた状態でいるユノを…
遠巻きで見てる人々の視線を浴びているのも知っている。
ユノはそれを知ってて、僕に近づかないのか…1人分空けて歩こうとする。だから僕は、ワザと壁側を歩かせ間合いを詰めたりする。
そうすると、ユノは困ったような恥ずかしいような…はにかんだ笑顔を僕に向けてくる。
その表情がまた可愛くて…
付いてる寝癖も可愛いと思ってしまうぐらい、
重症だ。
「充電」
と言っては、ユノにキスを落とす。
そして、抱き締める。
すると、ユノはいつも言ってくれる。
「チャンミン、大好き」
僕からユノへ『好きだ』とは言った事はない。
僕が『好き』と言わないままのこの距離感を、ユノがどう感じているかはわからないけど…
試験に合格したら…
僕は動き出せるだろうか。
そして…運命の日がやってきた。
to be continued…