それから、
僕、キュヒョン、ヒチョル、イトゥクで、
ワインを片手にリビングで話をしていた。
僕は足に怪我をしているので、
一杯だけに留め、後はヨジンさんが入れてくれた、
コーヒーを片手に参加していた。
ユノの名前は、チョン・ユンホ。
愛称でみんなからユノと呼ばれているらしい。
ヒチョルさんに、みんな呼び捨てでいいぞ。
もう友達だからな。と言われて気づく。
思えば、最初から呼び捨てにしちゃってたな…
なんでだろう…
チラッとユノを見ると、
楽しそうにドンへ達と
テレビ見ながら話をしている。
「ユノが気になるか?」
ヒチョルに言われた。
「気にならないと言えば、嘘になります」
「自分で言うのも恥ずかしいですが…
いくら…その…絵本の天使に似ている
からと言っても、あそこまで話してもらえない
のは、何か僕に原因があるんでしょうか」
『天使』という単語に信じられないという
顔をしながら、キュヒョンが横で
『この悪魔みたいなやつが?天使?』
と失礼な事を呟いている…
「あいつは、自分のテリトリーに、
人を入れるのが苦手なだけだ」
「チャンミンさんの事が好きだと思いますよ。
ただ、上手く感情表現が出来なくて本人も
戸惑っているんだと思います」
普段なら、絶対に口を聞かないし、一緒の部屋にいる事もしない…でも、今は部屋を出て行かないし、声をかけられて反応してますしね。キュヒョンさんもいるのに尚更ビックリです…とイトゥクさんが続けた。
自分でも感じていた、違和感だった。
猫のような警戒心で距離感を保とうとしているのに、そんなに距離を保てていないというか、
逆に、近いと錯覚してしまう。
「俺達が取っ払えなかったものが
本当にお前なら取っ払えるかもな」
真剣な面持ちでヒチョルがそう言ったと思ったら、
急にユノを呼んだ。
「ユノヤ!チャンミンが、もう休むようだから、
部屋に連れて行ってやれ」
そう言われて、ユノは明らかに戸惑っている。
困っていると思ったのだろう、ドンへが
「俺が連れて行くよ」
というと、ユノに言ってると、一蹴する。
「でも…」
ユノが、そう言い淀んでいると、
ヒチョルが僕の肩を抱こうとしてきた。
「・・・っっや!」
「嫌なら、お前が連れて行ってやれ」
コクっ…
小さくユノが頷いた。
to be continued…