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日本の作家さんの本が読みたくなって

図書館で借りてきたこちら。



10日ほどで一気に読み終わったほど

引き込まれました。



最後はほろり。

温かいお話。

途中若干中弛みしたのはしょうがない。。。




全280ページなのでサクッと読める本です。

しかも日本が背景だと読みやすい。



以降あらすじバレするのでバイバイバイバイ




実は次に読みたい本も図書館で予約して借りてきているので、私の仏本読書の秋はまだまだ続きそうですハートハート

最近日本作家愛好家な図書館を発掘し、そこでカード作ったからウホウホなんですー。












自分の備忘録的にあらすじ


タモンという名前をつけられた犬が南に向かっていく話なのですが、彼には飼い主特定のためのものが体に入っていてそのおかげでいろんな飼い主を渡り歩くことになっても彼のオリジナルがわかる仕組み。

2011年の東北地震の津波被害によって、おそらく飼い主とはぐれたタモンは、色々な場所を転々としながら、その土地でいろんな飼い主と生活していく。


最初の方は、作家さんが闇の世界に詳しいせいか、その道の方が飼い主になることが多く、いずれも飼い主は殺されたり。

そして夫婦仲のあまりよくない夫婦、お金をせびりにくる彼氏のために夜の世界で働く女の人の元やら、癌で死期の近い老人の元、、、、などなど

いずれもみんな殺されたり事故死したりと、この犬と関わる人がどんどん亡くなる展開に、、、ここらで挫折しそうになったわ。。


でもいずれの時もタモンはずっと南を見ていて、

好きに行きな!と言われると南にさっていく。


最後は鹿児島に行きつき、そこで拾われた夫婦の子供、ヒカル。東北の震災から家を無くし、ショックで言葉が話せなくなったヒカル。東北を離れて、鹿児島で生活をしていたこの家族のもとにきたタモンによってヒカルは言葉を話すようになり、タモンとヒカルがまるで兄弟のように。

実はそんな二人は、東北の公園であって一緒に遊んでいた過去があることがわかり、タモンはヒカルを探して5年も旅をし鹿児島まで来たことがわかる。

最後は鹿児島の震災で、ヒカルを守ってタモンは亡くなるのですが、ヒカルはタモンはずっと側にいて自分を守ってくれていることを感じ、生きていく。


というような内容です。

それぞれの飼い主にそれぞれの絶望感や人生があって、それも深かった。最後はほろりです。