人は時として道の世界へ旅立ちたくなる時がある。
見たこともない風景、今まであったこともない人たちとの出会い。
金銭面のみにフォーカスした場合、旅はただの浪費以外何ものでもないかもしれない。
フロー型の労働スタイルではその間、労働収入を得ることは難しい。
日々の出来事が嫌で旅に出ても、旅から戻るところは元の日々の日常である。
それでも人は旅に出る。人は何故旅に出るのであろうか…。
その理由や目的について自論で恐縮ではあるが語っていきたい。
旅をすることが人に与える効果
旅をお金という側面のみから見た場合それはただの「支出」でしかない。
それでも人は旅をすると旅に戻りたくなることがある。
それは旅にしかない脳に与える何かの効果やメリットがあるからに違いない。
ではそれが何なのか、まず脳科学的な側面から見ていこう。
脳から見た旅の効果・メリット
そもそも旅には、ストレスホルモンの低下や脳の活性化といった科学的なリフレッシュ効果がある。
日常から離れて新しい体験をすることで、心身の健康向上や創造性のアップなど、
人生を豊かにするさまざまなメリットをもたらす。
旅行がもたらす主な効果
旅行には心と体に作用する科学的なメリットがたくさんあります。
●ストレスの軽減:
日常から離れることでストレスホルモン(コルチゾール)が減少し、
心身がリラックス状態になります。
●脳の活性化:
見知らぬ土地での体験や空間移動が脳を刺激し、
記憶力や「認知的柔軟性(柔軟な発想力)」が高まります。
●「幸せホルモン」の分泌:
ワクワクする体験がドーパミンを促し、リラックスした時間がセロトニンを増加させます。
心臓疾患のリスク低下: 米国の研究などでは、旅行をする人に
心臓疾患のリスクが低下する傾向があることも報告されています。
帰宅後も続くメリット
旅行の効果は現地にいる間だけにとどまりません。
●心理的レジリエンスの向上:
旅の思い出を振り返る(反芻する)ことで、
ストレスに強い精神力(心理的資本)が養われます。
●インキュベーション効果:
日常の問題から一時的に距離を置くことで、無意識下で思考が整理され、
帰宅後に良いアイデアが浮かびやすくなります。
このように旅には日常生活の中で得られない効果を得ることができる。
しかし、行って帰ってくるだけでは旅ではなく、ただの移動の延長でしかない。
旅を旅にするためにはいくつかのエッセンスが必要だ。
考え方として、旅では、「計画を詰め込みすぎず、五感で現地を味わうこと」が大切です。
現地の人との交流や、予期せぬトラブルも含めて楽しむことで、人生を豊かにする経験になります。
旅で経験しておくべき具体的なおすすめアクションは以下の通りです。
1. 五感でその土地を味わう
●ローカルフードの開拓:
ガイドブックに頼らず、現地の人に「おすすめの食堂」を聞いて食事をする 。
市場やスーパーの散策: 地元民の日常が垣間見える場所で、
日頃の生活では見かけない食材や調味料を見る 。
2. 非日常と新たな自分に挑戦
●一人旅をしてみる:
自分の力だけで目的地に行き、誰も知り合いがいない空間に身を置くことで、
自立心や自信が芽生えます。
●スロートラベル:
観光名所を詰め込むのではなく、あえてカフェや公園で何もしない時間を過ごし、
その街の空気に溶け込む 。
3. 文化と価値観のアップデート
●現地の人と交流する:
片言の言葉やジェスチャーでも良いので、コミュニケーションを取ってみる 。
●歴史や自然に触れる:
自分の住んでいる場所とは違う文化や習慣、雄大な自然に直接触れ、視野を広げる。
まとめ
日頃繰り返されていく日常の中で、
人間の脳や心の中にはさまざまな数えきれないごみがたまっていく。
旅をすることはその日常ではないものを積極的に楽しむことにより、
脳をリフレッシュし、人を若返らせ、ストレスに強くする効果もあり、
それはお金では買えないものである。
しかし旅をただの移動で終わらせないためには、
きちんとお金と時間を確保するだけではなく、
普段やっていないことをやってみるというチャレンジ精神が何よりも必要で、
それが旅を旅たらしめるものなのかもしれない。