「俺さぁ、ライトノベルにも手を出してみようかと思って」と、メッセージが届いた。
おや?ホントに?
じゃ、君の興味を引きそうで、英訳かつ出来ればアニメ化されているものなら「天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜」がピッタリだよと返事をする。
これ、小説もコミカライズ版も大好き!
貧乏で軍事力もない弱小国を大国へ売りとばし、悠々自適な暮らしをしたい王太子ウェイン。
でも、彼の打つ手は優秀過ぎて、本人の思惑に反してどんどん名声を高めていき、“どうしてこうなった…”と、頭を抱える姿が妙に似合う。
基本穏やか(に見せかけて)で、策略に長け、交渉も危機回避能力もバツグンなのに、大事なニニムに関することには冷酷非道。後のことなんて全く気にしない。
周りには聡明で稀代の名君にしか見えないのに、本性はかなりの怠け者で、ニニムの前では「やだよぅ」「トンズラしたい」等々ウダウダ言い続けるダメダメっぷり。
陰謀や腹黒戦略が渦巻く中で、あちこちにギャップ萌えが点在してるのがイイ。
お笑い要素も多く、スルスル読めるのに、なんと!こういう事だったのか!!と、何手も先の展開があって、知力に溢れた人の物語が大好きな私のツボ。
誰もが“ウェインが望む隠遁生活なんて叶うわけがない”と、思いながら読んでいるに違いない😁
あれ?小説とコミカライズ版だとタイトルの語順が違ってたんだ!気付かなかったよ。