やーっと「ようこそ実力至上主義の教室へ」を読み終わった。

基本、通勤時間はこれの読書タイムに充てていたけれど、文庫本とは言え27巻となるとちょっと時間がかかった。


でも!

読んで良かった。時間制限があるから仕方ないと思うけど、アニメとは情報量が全然違う!!

え?これも裏で手をまわしてたの?

こっちもこの結末になる様に誘導してたの?!と、驚くことばかり。


秘密の研究機関で育てられた天才児(ホワイトルームは普通の子でも天才に育てあげるスタンスだけど)が施設を抜け出す話は色々あるけれど、外部と一切遮断された全寮制高校で、Aクラスでの卒業を賭けたクラス毎の闘いに関与していくのが面白い。知性はもちろん、人間性からくる判断の違いが細かく描写されていて飽きない。


いやぁ、それにしても綾小路くんは悪すぎる。

外見も悪くないんだろうなと思ってたけど、入学当初のイケメンランキングで5位設定。

実力を隠した陰キャ状態でこれだもん、徐々に力を見せてきたらそりゃ女の子達はやられるよね。何人堕とすんだろ?はっきりとは書いてないけど、私の大嫌いなあの子も堕ちてるはず。

もしかして、実は彼も友情ではなくちょっと違う気持ちがある??と、勘繰り過ぎかもしれないけど動向が気になるイケメンが1人。

いやぁ、恐ろしい男だ。


綾小路くんはラノベの好きな男性キャラ部門で4年連続1位だったらしいけど、私は推せないな。

彼が何を考え、どう行動するかは気になるけど、好きなキャラとしたら乱暴者だけど龍園くんの方が良い。脆さのある平田くんも好き。

女の子だったら軽井沢さんと一之瀬さんだけど…。2人の今後が心配だよ。


今後、かなりまた大きな展開がありそうだけど、綾小路くんには堀北兄と南雲先輩が通う大学へ進んで欲しい。甘い期待はしない方が良いかもしれないけど、あんまり悲しい結末にはして欲しくない。


私、読みながら泣いたり笑ったりしがちなので、感情を抑えなきゃいけない電車内で読み進めるのには向かない本だった。

再読は室内限定に決定です。


ようこそ実力至上主義の教室へ