今までのループで身に着けたスキルを生かした強いヒロインと恐ろしくハイスペックで彼女の前だけツンデレな皇太子のストーリー。
この物語も凄く好き!
ずっと漂う不穏な空気でこの後どうなるのだろうという緊張と、「読んでるこっちが恥ずかしくなるんですけど!でも、もっともっと甘々部分を見せてください!」とお願いしたくなる箇所が入り乱れてとても楽しい。
小説の挿絵ももの凄く綺麗で好みなのだけど、1巻の頃は同じ服ばかりで少し不満だった。あぁ、これで首元が開かないように留めているのねとか、執務の時は基本的にこの服なのかとかもちろんわかるけど、いろんな姿も見たいじゃない。
印象的なシーンはいくつもあるけれど、無意識にアルノルト殿下と同じ瞳の色の宝石を選ぶシーンがすごく好き。無意識なのがポイントよね。
転生もののラノベを読むようになって知ったけど、お相手の髪や目の色をドレスや服飾品に取り入れるのって素敵。押し付けられるのはイヤだけど。
今はだいぶ変わったとは言え、日本にいると髪や目の色を意識する機会はまだ少ない。私が初めてハッとしたのは、もうずーっと昔、アメリカに短期留学した時の書類に目・髪・肌の色を書く欄があった時。
あっ・・・と思った。
リーシェがアルノルト殿下の側で長生きできますように。
アルノルト殿下がリーシェと一緒にいることで、違う方法で目的を達成できる道をみつけてくれますように。