こんにちは!
先週、古民家改修の相談があり、
その現場調査の為、秩父の山奥に行ってきました!
わたしは大工の仕事もしていまして...
きっかけは、自分で家を作れたら面白そうだなぁ〜と思っていたところ、全く思いもよらないところから
大工の職業訓練校を紹介してもらい、
入ったのが8年ほど前。
(この時の話も面白いので...またらこちらは記事にしたいと思います!)
その流れで大工の仕事もしています。
とりあえず、わたしはなんでも作ってみたいタチなんですね!
さてさて、本題へ。
午前中仕事を済ませて、仲間と車に揺られること2時間半。
まずはやっぱり温泉♨️でしょう〜😆と、
目当ての温泉へ。
ここは、鉄分を多く含んだ赤褐色のお湯。
地下750メートルの古生層から湧出する本格天然温泉!
露天風呂も気持ちよく、身体から疲れがどんどん抜け出ていく感じがしました。
急に暑くなったり、と気候が変わり、思いの外疲れていたんだなぁ〜と気がつきました。
こうやって、ちょこちょこメンテナンスしてあげると、身体も緩んでほっとして、心もゆったりしますね。
ふと立ち止まって、
心と体にどうしたいのか聞いてあげるといいかもしれません!
そんなわけで...
自分ご褒美さいこ〜!
と。心も体も整ってから、いざ現場へ向かいます。
くねくね道をどんどん登っていき...
山深くなるにつれ、
開けた窓から入ってくる空気がだんだんと濃く感じられ、ひと息ごとに満足感が得られる事に気がつきました。
車を停めて、思い切り空気を吸いました。
はぁ〜気持ちいい〜
そして、さらに山奥へ...
山の中腹に建つ築100年以上経っているであろう
古民家のある現場に着きます。
真っ先にお出迎えしてくれたのは、こちらの猫ちゃん。
おじゃまします〜
今回相談にあがったのはこちらの物件ではなく、
このすぐ近くにある物件。
ゲストハウスにしたいというオーナーさん
中はキッチンの他に部屋が4部屋ほど
2階もあり、広々としています。
建具もかっこいい。
隈なくチェックしていきます。
雨漏りもあるのか、天井に水あと、
傾いているところもあり、窓の開閉ができない箇所あり泣
など、かなり手を入れる必要がありそう
このような物件で難しいのは、
どこまで手をかけるか
見えない部分(床下や天井裏、屋根など)
の補修も必要なことが多く、それらをしっかりなおすだけでも、それなりに時間もコストもかかってくるためです。
全国にはこのように、かっこいいけれど、
手入れの必要な物件がたくさんあります。
そこでは時間のみが醸し出せる木の美しさや、
昔の職人さんの気合いが、組まれたその木から垣間見ることができます。
わたしがいつも感心してしまうのは、
隠れてしまう箇所(例えば天井裏など)でも、
しっかりと仕事をされているところ。
その気合いが、なんとなく感じる安心感であったり、また実際に家を守ってきている気がするのです。
私たちは一見、目に見えるものやことに頼って、
振り回されてしまうこともありますが、
見えないけれど、確かにあるものがあるんだ。
と、改めて感じました。
時に、自分を信じることが難しいことがあります。
これでいいのか?
これであってる??って。
それは、(結果が)見えずに焦ってしまうからかもしれません。
だけれど、
ちゃんとわたし達を守ってくれている存在はいるし、
先の建物のように、時間を経ても残っている
先人達のこころもあります。
その後、焚き火を囲み、作戦会議!
オーナーさんの思いなどと擦り合わせていきます。
自然の中、大きな安心感に包まれて、ゆっくり夜は更けていくのでした...