実にこの「めくらいふ」も今日で3年目に突入である。原則日曜日以外は更新しているために、年間で300項目の記事を書いたことになり、すでにアーカイブは600を越えているようだ。
 一応タイトルは被らないようにしているが、引きこもりの盲人の初老が書いているために、記事の内容が重複することは多々あると思うが、そこは御容赦頂ければと思う。果たしてこれがいつまで続くかだが、友人にはこのブログの更新が止まったときには、わたしの診に何か起きたときだと説明している程度に、続けることに意味を持たせている。
 まあ、3年目を迎えたとは言え、誕生日をこえても歳が一つ増えるだけという感じで大きな変化は無い。今年はいろいろと病に悩まされているが、年齢が増すごとに身体のポンコツ具合にも磨きがかかるために致し方ないのだろう。
 やや遠ざかっていたガンプラを作ってはいるものの、まだほとんどのキットは転売屋の餌食となって高額販売が続いている。わたしとしてはメッサーラが作りたいのだが、定価での購入はしばらく難しいだろう。
 やはり見て居ないアニメのモビルスーツは基本的にデザインが判らないので汲み上げるのは難しい。そして古いガンプラは初代周りのもの以外はなかなか再販がかからないのである。
 そこで美少女プラモデルに手をつけるわけだが、こちらの方が完成状態がどんなものか判らない。
 あと、部品数は少なくてよいので、10分の1とか12分の1などのスケールではなく、6分の1程度に大きなキットは出ないのだろうか。
 創彩少女庭園などを組み立てていると、ただでさえ細い女子高生の腕なので、それが10分の1となると細かすぎて苦行に近い。肉付きの良いリツカならまだしも、一番スマートな暦は妻楊枝サイズである。
 完成品のフィギュアだと7分の1があったりするが、これはスケールを大きくすると可動部分の関節が保たないのだろうか。
 ガンプラの場合、HGUCやMGなどは関節部分にポリキャップを使用しているが、プラスティックの素材その者をABSとかKPRに変更しているものもあり、保持力はそこまで悪く無いがそれでも完成後の全高は11センチメートルから17センチメートルに収まっている。
 ちなみに160センチメートルの身体を6分の1にすると27センチメートルとなってなかなかに大きい。そうなるとプラスティック素材でもそれなりの重量となって関節をどのように保持するのかが問題となるのだろう。

 ガンプラでは肩や股関節と手首、かかとなどにボールジョイントが使われていることが多い。
 人間の肩や股関節は形状からボールジョイントになっており、動きの自由度は高い。そのためにプラモデルでも同じ所の関節にボールジョイントを利用するのは理にかなっていると言えるが一つ問題がある。
 それは軸受けタイプのポリキャップに比べると、保持力が弱くその低下も起きるのである。
 またクリアランスがなかなか難しく、きちんとした設計のもとに作られていないとはまらなかったり、緩くてすぐに外れてしまう。
 ガンプラのグレードの中で一番高価で大きなシリーズはPG、パーフェクトグレードだが、そのモデルは60分の1。スケールが大きいだけで無く内部フレームや可動機構などを組み込んで腕や足一本でもそれなりの重さとなる。
 ここまでくるとボールジョイントでは保持力が出ないのか、股関節は三方向の軸受けタイプのポリキャップを使用している。
 最近作ったHGUCだとギャンやガンダムマークⅡなどの股関節がこの軸受けタイプのポリキャップを三方向に組みあわせるタイプだった。それに対して元が大きなサザビーはボールジョイントタイプだった。
 美少女プラモデルの股関節接続は、太ももの中に引き出し式のボールジョイント受け口があり、見た目より大きな可動範囲を確保している。ここはバンダイもコトブキヤもほぼ同じ形状をしているが、元の素体が人間であるため、なるべくメカニカルな部分を見せないようにしているのだろう。
 ガンプラの場合は元がロボットなので、動きを確保するために形状がメカニカルになっても不自然さは無い。しかし美少女プラモデルではそうはいかない。見た目に隙間だらけになってしまうと興ざめになるし、外見だけをもとめるのであれば完成品のフィギュアを買うのが一番だろう。
 そのため腹部のジョイントにボールジョイントを利用していても、接続だけが目的であり身体をひねったりとか前後に傾ける自由度は低かったりする。
 もともと衣服を着けているが、それもプラスティックで表現されるために動きは限定される。
 究極の稼働率を美少女プラモデルに求めるとしたら、素体は完全に全裸、そこに柔らかい素材で作られた衣服を装着させる、着せ回人形のような構成にするしかないのだろう。
 ん? これって女児のお人形遊びと同じか。
 完成品フィギュアの中で関節部が稼働するものはFIGMAとして販売されている。それより以前であれば、50年以上まえに販売されていたGIジョーが男性形態の可動フィギュアになるだろう。
 GIジョーは名の通り、アメリカ陸軍兵士をモデルにした可動フィギュアだ。素体はパンツだけを履いたものであり、そこに各種の布やセルロイドで作った軍服などを着させるものである。
 わたしもいくつか持っており、リカちゃん人形を持って居た女児のところで、それで人形遊びを行って居たが、かたや女の子のフィギュア、かたや軍人となんとも変な組み合わせであった。
 肩や腹部、股関節部分は九隊形状であったが、内部でゴムによるテンションで保持していたためによく動く上に形状をまとめる力があった。
 さすがにあれを美少女プラモデルに展開することは難しいと思うが、わたしとしてはやはりもう少し大型のキットと、ぜひお着替えができるものがほしいのである。
 いや、べつにそこに邪な(以下512文字削除

 次回は、それでもある程度の影響力を持っているテレビメディアの話をしたい。