アマゾンのネットスーパーサービスであるライフは、アマゾンで買い物をするように品物を選べることと、注文処理を決定したあとにも時間が間に合えば注文を追加できたりと便利である。
 ただ、配送ドライバーの都合で一方的にキャンセル扱いになったり、品物を間違えて配送があったりと注意は必要だ。一番納得がいかないのが「住所が不明で届けられなかった」とキャンセルされる場合で、いや、わたしのところにおとといも配送しただろう、住所情報の共有はどうなっていると思うのである。
 そこんところを、アマゾンのカスタマーサービスに電話したら、珍しく日本人の女性が出て対応して頂いた。
 どうやらシステムメッセージの定型分があまり用意されて折らず、仕方なく「住所不明」となっているようだ。とりあえず配達不可能な原因について詳細に報告していただきたいと注文をつけた。カスハラ問題があるので過度の追求はしない。しても無駄だからね。
 14時から16時の配送だったのでキャンセルされた注文を再度カートに収めて18時から20時の配送を指示。ところが、一番ほしかったボディソープが欠品になり、その時点で届いた食材から夕食を作るのを断念した。
 さすがに二回連続でキャンセルされたらわたしも切れちらかすところだが、今回は無事配送された。こういうのもジャパニーズスタンダードであり、海外では注文した商品が届かないことは頻繁なのだろうか。
 以前にも書いたが、アメリカでは普通郵便や郵便小包は届いたらラッキーという扱いだそうだ。なので確実に物品を届けたい場合は有料の宅配サービスに頼るらしい。保険料を上げれば上げるほど、到達確率は上がるようだ。基本が100パーセントで無いところがアメリカンである。
 さて、物品はきちんと届いたのだが、ちょっとした疑問が。
 ライフの注文は品物の種別によって分類梱包される。主に冷凍、冷蔵、常温、食品以外になる。冷凍と冷蔵はレジ袋が使用され、常温と食品以外は紙袋だ。
 今回は冷蔵のレジ袋が一個と、常温の紙袋が一個。この分類は妥当なのだが、揚げ玉が冷蔵のレジ袋に入っていた。
 これって冷蔵しないといけない食材だったっけ。疑問には思いつつ、先方の指定なので冷蔵庫に入れた。

 冷凍食品やアイスクリームなどは冷凍扱い、精肉や野菜に牛乳などは冷蔵扱いは判りやすいのだが、たまに配達のたびにどこに振り分けられるか判らないものもある。
 例えばペットボトルの飲料。常温保存が可能な場合は常温紙袋に入ることが多いが、たまに気を利かせたのか冷蔵の中に入って居る。さすがに冷凍には含まれたことが無い。
 あとチョコレートなどは季節によっても異なるようだ。夏になると冷蔵に含まれる確率が高くなるが、冬の間は常温扱いだ。
 ここら辺は物品をピックアップする方の感性によると思うのだが、ライフでのピックアップがどのように行われているか判らないのではっきりしない。
 ちなみにネットスーパー以外のアマゾンピックアップは、巨大な倉庫の中に物品が詰め込まれており、ピックアップ担当者はオーダーの指示に従ってそれらを梱包するようである。
 担当者にはGPSが配付され、現在地から物品までの最短経路が表示されるらしい。その指示に従わないと公立が悪いと管理者に怒られるそうだ。何と言う公立中である。
 ここら辺のアマゾン倉庫での非人道的な仕事は、いろいろなところでレポートされているし問題にもなっている。ただ、仕事が無い方々にしてみると、大量の人材を要求するアマゾンは最後の砦に近いそうだ。
 日本でもそうなのだろうか。もし日本人のこどもが働かされていたら、中華人民共和国の蛮行は全く批判しないくせに自称・日本のこども対策にはぶつくさ文句を言うチャグネス=アン(仮あたりが問題にしそうである。ウイグル人権問題はどうなったと言いたい。
 たまに利用するイトーヨーカドーのネットスーパでは、普通の営業しているスーパーマーケットの中を、担当の方がピックアップしていたようだが、今はアマゾン形式になっているらしい。ここら辺も公立を重視すると行き着くところなのだろう。
 最終的にピックアップはロボットが行うようになるのかもしれない。アマゾンの通常荷物は大きさと重さがまちまちで、それを拾い上げるのに今の所は人間を利用するのが格安なのだと思う。
 しかし食材などは大きさと重さにそこまで差分が無い。治めるコンテナにしてもそこまで種類を必要としないから、ピックアップ用のロボットはそれなりのコストで開発できそうである。
 ピックアップと梱包が自動で行えればあとは宅配だが、現在ではピックアップのミスより宅配時のミスの方が目立つと思う。
 ここは自動運転の自動車と宅配ロボットの組み合わせか、以前から言われているドローンによる宅配になるのかもしれない。
 しかし両方ともアメリカのように住宅地に余裕がある場合ににできることだ。日本の住宅事情や電柱や電信柱に電線が多いところでドローンを飛ばすのはどうかと思う。
 中華人民共和国では市街地に複数箇所の宅配ボックスを設けて、そこに物品を治めるようにしていたようだ。受け取る側も宅配ボックスに出向くことになるが、果たしてあのCで荷物が盗まれないのだろうかと思うわけである。
 そこんところを危惧したのか習近平は事実上の宅配ボックス使用禁止令を出したようである。さすがは金平、やることなすこと人民の反発を買う。
 日本ではコンビニ受け取りもあるが、そこまで受け取りに向かうのも面倒だ。ネットスーパーの買い物はお米に冷凍食品に飲料と、わりに重量物を購入することもあって近距離でも運ぶのは大変なのである。
 とりあえず、アマゾンのネットスーパーにおいてはピックアップと配送トモに、もう少しミスをなくして頂ければと思うのだ。

 次回は、何かとお騒がせな日本のテレビ放送について考える。