わたしが小学生の頃、NHK教育テレビで「はたらくおじさん」という、仕事現場とどのような職業かを案内する番組があった。主人公は小学校低学年の男児であるたんちゃんと犬のぺろくんである。いわゆる人形劇だ。
 それでこの番組のオープニングでサビの部分が、当初は。
「はたらくおじさん、はたらくおじさん、こんにちは」
 ところが、男女雇用均等法が施行されてから。
「はたらくおじさん、はたらくおばさん、こんにちは」
 と変化していた。今でもこの番組、放映しているのだろうか。こどもの頃はどんな仕事があるのかを楽しみにしていたものである。
 わたしと言えば、世間的に良く言われる「働かないおじさん」に分類されると思う。むしろ「働かないおじいさん」である。
 この年齢になってしまうと、あえて自らいろいろと行えば、逆に周りに迷惑をかけそうである。アドバイスのつもりが小言になってしまいそうだし、価値観の違いは明白だ。会社もすっかりと若い力が動かしているのである。わたしはお呼びがかかればそこに協力する程度で良いと思うのだ。
 それと誤解があるかもしれないが、役職もとかれて嘱託となっているわたしは、周りが思うような高額収入では無い。それでもお前に払う給料はもったいないと思われない程度に、働いている照明ができればよいかと考えている。

 さて、本日は国民の休日、祝日オセロ法によって祝日と祝日の間に挟まれた平日は「国民の休日」として祝日扱いとなる日で或。
 ちなみにこれに対照するのは今の所、5月4日と秋分の日と敬老の日が一日空きになったときだけだ。今後国民の祝日が増えれば該当の休日も発生しうる。候補は5月1日。ここをメーデーとすると前後にオセロが発生して7連休になるのは何度も説明した。
 ただ祝日があまりに連続すると金融機関や役所の窓口も閉鎖となるため、社会への影響が大きいと言うが、どちらも24時間運転のオンライン業務で何とかならないのだろうか。
 わたしはどちらも仕事内容は把握していないために安易なことは言えない。オンラインで行えるようになっても利用者がそれに追従しなければならないため、国民に対して新たな教育が必要になるかもしれない。
 日本は祝日がわりに多いが、その分大型休暇は少ないように思える。ちょこちょこと連休を取りつつも、思いっきり長い休みは取れないというところだ。
 わたしも入院生活となるまでは、年末年始、ゴールデンウイークとお盆休みに一週間程度の休みを取るのが最長だった。目が見えていた頃からどこかに出かけるよりは、部屋で大人しくしている方が好みだったせいか、とりあえず休めれば良かったのである。
 ニュースなどでは大型連休にどこかに出かけるご家族にインタビューをしているのをよく見た。こどもが居るとどこかに行きたいと思うのだろうか。ともかくお父さんはいろいろと大変そうである。
 そして連休終盤となると旅行先から帰ってきたご家族の姿がニュースで報道されていたが、お父さんはもちろんのことこどももすっかりと疲れて寝入っている。
  わたしもこどもの頃、夏休みに家族で温泉地に出向いていた。家族は三人なので、親戚とか親がお世話になった方を誘って出かけたりもした。
 こども心に楽しかった思い出はあるが、今はどちらかと言えばどこかに移動する場合のリスクが大きくて、自ら出かけようと思わない。
 一応言っておくとこれはあくまでわたしの乾燥であり、他の盲人の方々が積極的にどこかにでかけることを避難するつもりは全く無い。ただ、安全に気を付けて楽しい時間を過ごして頂ければと思う。
 わたしとしては、自分向きに調整された自室の中、好みの食べ物とプラモデルなどの趣味に興じられれば良いのである。
 他人から見れば生産性も何もないが、休暇中に生産性だの高率だのを求める方がおかしい。無駄に時間を過ごすのは、お金がなくてもできる最高の贅沢だと思うのである。

 とは言え、ガンプラは相変わらずの転売価格、美少女プラモデルについてもなかなかほしいと思うキットが現れない。
 YouTubeで美少女プラモデル関係の動画を探しているが、さすがに見えないとなかなか判らない内容で或。
 創彩少女庭園もシリーズが人通り出てしまったので、今後の展開も判らない。コンセプトはJKをプラモデルなので、体操着までは何とかなっても私服に手を出すわけにはいかないのだろう。
 最近はプラモデルの製作日記も出していないが、ここは一つ、マスターグレードにでも手を出してみるかとか考えている。しかし、スケールはともかく、部品数が圧倒的でさすがに説明書が見られない状態での完成は難しいか。
 こんなことをぼんやりと考えながら、盲人のゴールデンウイークは消費されるのであった。

 次回は、新人技士さんの初めての穿刺について語りたい。