薬には主要効果と、そこから派生する副作用が少なからずあるようだが、わたしはこの副作用がなかなか出づらい体質のようである。
 糖尿病がある程度進行していた2007年当時、わたしはベイスンという飲み薬を使用していた。その効果は炭水化物や糖分からブドウ糖に分解するのを抑制すること。糖類はブドウ糖まで分解されないと小腸で吸収されない。それゆえにベイスンを飲んで食事をすると、その糖類が一部を残してブドウ糖にならずそのまま輩出されることになる。
 副作用はおならが増えること、そして下痢気味になることだが、わたしはこれが起きなかった。
 次にインスリンの一種であるGLT-1タイプの注射薬で、一日一回投与するビクトーザと、一週間に一回投与するトリニシティである。
 この薬は膵臓のATPを活性化してインスリンの分泌をうながすもので、膵臓の機能が失われている一型の糖尿病には効かないかもしれない。
 投与しても低血糖を起こしづらく、投与間隔も長くできるメリットがある。
 これらの副作用は「食欲減退」。この副作用を狙って海外のセレブたちが自由診療のもとに買い求め、肝心の糖尿病患者の手に届かなくなるアクシデントがあった。
 そしてこの副作用だが、わたしは明らかに食欲が減退したことは無かった。
 それから最近になって服用を始めたホゼベルはリンの吸収を阻害する効果の高い服膺役だそうだ。
 その副作用が「便秘の解消」。大腸での水分吸収を阻害するために、ただでさえ飲める水分量に制限がある透析患者のお通じをスムーズにするという。
 例によってわたしはお通じのタイミングが下剤を飲まない時とまったく同じである。
 今朝はきちんとお通じが出たが三日ぶりである。今後、薬の副作用を求めないようにしようか。

● 3月29日 金曜日 朝食
 白米
 がんもどきの煮物
 インゲンの和え物
 ヨーグルト
 今朝はパンでは無かったが、献立を考えると妥当かもしれない。
 そして本日もシャワーとなる。
 最近ではシャワーのトラブルは無いそうだが、今朝方の大雨で雨漏りをしているようだ。
 雨漏りと言えばわたしのアパートは大丈夫だろうか。台所の造りが怪しいのだが、帰ったら調べねばなるまい。

● 3月29日 金曜日 昼食
 雑穀米
 カレイの味噌煮
 タマネギの炒め物
 小松菜のおひたし
 カロリー調整食 タマゴボーロ ラムネ粒 カントリーマーム×2

 処置とシャワーが午前中に終わってしまい、その後に昼食を摂ったためにとても眠い午後を迎えることになる。
 それにしても今日の朝の雨風はわたしのアパートにどんな影響が出ているか心配だ。
 去年の夏に北向きの台所の窓が吹き飛ばされてから、アルミの窓になりそれなりに堅固になっているはずだ。
 ここで心配していても始まらないので、家に帰ってから考えることにしよう。

● 3月29日 金曜日 夕食
 白米
 ロールキャベツ
 デラックスサラダ
 ムース
 カロリー調整食 ソフトおかき

 夕食はYouTubeで強力若本のヘルシング・アンデルセン台詞集を聞きながら食べる。
 このとち狂った感じが実に良い。ただ食事の時間に聞く者でもないかと思う。
 原作の平野耕太さんはアンデルセン神父の声を、野沢那智さんと仮定しているようで、TVアニメではその配役になっているが、こちらは作者もろとも評判が悪い。
 その後OVAとなるわけだが、その頃には野沢さんがお亡くなりになっていたために若本規夫さんが演じるようになった。あの神父の中の、孤児院を運営する聖人の部分と、バケモノを狩るための狂人の二面を演じるのは難しいと思う。
 そして最後、人手無くなってから聖人の姿となって滅ぶ姿は何とも言えない。エィーメン。
 そして明日はレオカーナと透析である。5時間頑張ろう。