欽ドン!、それは1975年からフジテレビで放映されていた、萩本欽一さん主菜のバラエティ番組で、正式名称は「欽ちゃんのどんとやってみよう!」。
 もともとは1972年よりラジオのニッポン放送で放送されていた「欽ちゃんのどんといってみよう!」が源流であり、聴取者から送られたコントを萩本欽一さんたちで発表するというものだった。
 テレビの方ではいくつかテーマが決められており「良い子、悪い子、普通の個」というふうに、一つのネタで普通の学生、良い学生、悪い学生が連続的に答える算段落ちのようなものだった。
 子のほかにOLや妻、会社員などがあり、その出演者は萩本欽一さんがいろいろなところからスカウトしたものだった。
 そんなわけで障碍者の良い、普通、悪いについて考えてみる。
 良い障碍者とはその行動が一般の方々に対して感動をあたえるような、日々努力を欠かさない方々であろう。
 簡単に言うと日本テレビの24時間TVに出演できる方々である。
 自分が背負った障害に負けること無く、いろいろな苦労を重ねてそれでも人々に希望を与える方々は、まさしく良い障碍者であろう。
 普通の障碍者とは世間から目立たないところでひっそりと暮らしている方々だ。
 これはかなり以前の障碍者像を示しており、何らかの障害を抱えた方々は、社会から隔離されがちだった。ドラマで盲人のような登場人物がでてきても、バラエティやドキュメントなどで実際の障碍者が出ることはほとんど無い。
 現状のテレビでもリアルな障碍者が出てくるのは前記した日本テレビの24時間TVと教育テレビのバリバラ程度だろう。
 現在はポリコレが騒がれているが日本のドラマでは障碍者の実像をそのまま放映しているかは不明である。
 大多数の障碍者の方々は、トラブルを防ぐためにもあまり目立たず生活しているのではないか。
 では、悪い障碍者とはどのような方々か。
 ある意味、世間に顰蹙をかっている発信者は悪いと思われるかもしれない。
 人々の思う悪い障碍者とは、楽しく生きている方々を示すのではないか。
 日本において障碍者にむけた優遇制度はいくつもある。今では一般の方々は日々の生活をおくるだけで大変であり、楽しく人生など過ごせないかもしれない。
 なのに自分たちの払った税金で楽に楽しく生活なんぞ認めないと言うのも気持ちは判る。
 ただ言わせてもらえば障碍者も楽に生きているわけではないのである。自分がかかえた障害のために、充分に不自由な生活を送っている。特に重度障害の場合は想像もできないだろう。
 その日々の中で、どこかに楽しさを感じて生きていくのはそこまで悪いこととは思わないのだ。
 そんなわけで、わたしは比較的楽しく、日々を過ごしている。

● 3月23日 土曜日 朝食
 バターロール 1.5個 マーガリン
 スクランブルエッグ 小松菜
 ヨーグルト

 さて久しぶりのレオカーナだが、3年前とほとんど同じだった。
 透析・除水からレオカーナに切り換えて20分補ど過ぎると、舌先に少ししびれがでてくる。そして顔というか頭の中に鼓動が鳴り響き、どこか熱を感じた。
 この状態の変化は時間が過ぎるごとに頭から首、胸、胴体と続き、やがて末梢に広がってイク。
 レオカーナを開始して1時間が過ぎると、しびれなどの感覚は平滑化される。
 人によっては急激な血圧低下を起こすと言うが、わたしの場合は無かった。
 これを火曜日にも継続するのだが、どちらかといえば除水量の方が問題である。

● 3月23日 土曜日 昼食
 雑穀米
 焼き魚
 ツナサラダ
 バナナ
 カロリー調整食 タマゴボーロ ラムネ粒

 退院後の傷口の処置方法についての簡単な打ち合わせがあった。
 現在、毎週金曜日の1時間訪問看護に来ていただいているが、前半30分が足の確認、後半30分はリハビリである。
 そこで一定期間はリハビリをお休みして、毎週月曜日と金曜日に30分ずつ来ていただき、傷口の処置をしていただければ、透析クリニックの火木土を合わせると週七日のうち五日は診ていただけることになる。
 詳しくは退院が決まってからだが、これがいつ決まるかが問題である。

● 3月23日 土曜日 夕食
 白米
 豚肉とキャベツの炒め物
 豆腐と大根の煮込み
 サラダ 
 ムース
 カロリー調整食 ビスケット×2

 さて、明日は入院して三回目の日曜日。果たして最後の日曜日となるか?